テレビ朝日系ドラマ『シッコウ!! ~犬と私と執行官~』(7月4日スタート毎週火曜21:00~※初回拡大)の完成披露試写&キャスト登壇イベントが26日、東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで行われ、伊藤沙莉、中島健人、笠松将、織田裕二、脚本の大森美香氏が登壇。互いを“幼なじみ”と呼ぶ伊藤と中島がこれまでの共演などを振り返った。

  • 左から中島健人、伊藤沙莉

伊藤とは3度目の共演となる中島。「沙莉さんとは……」とまるで2人の馴れ初めを振り返るように話し始めてしまい、「“幸せな会見”みたいになってないですか?」と自ら確認。また、“沙莉さん”というかしこまった呼び方に伊藤が笑っていることに気付き「いつも“沙莉”って呼んでるけど、オフィシャルの場でいきなり沙莉って呼ぶと『なんだなんだ』ってなっちゃうから(笑)。フラッシュの量多くなっちゃうから」と配慮を明かすが、笠松に「何もないだろ!」とツッコまれていた。

そして「今回大森美香さんにお声がけいただいて、沙莉のことを支える役としてこのドラマに出演できることがうれしかったです。座長であり、いろんなドラマ、映画に出演している沙莉ですが、僕はほぼ幼なじみのようなもので、僕のドラマデビュー作を共演して見てる方」と改めて関係を説明し、「1日に2、3回は感慨深いねって言ってたよね」「思い出に浸る時間が絶対に2、3回はあって、何回か同じ話擦ってるよね。学園もののドラマのときは席も隣だったもんね、とか」と2人で振り返った。

そんな伊藤と中島を見て、「若いのにおじいちゃんとおばあちゃんみたいな会話だね」と笑う織田。中島が「織田さんだって、深津(絵里)さんとかと話したとき絶対そうなりますよ」と返し、笠松も「(渡辺)いっけいさんとずっとそんなお話されてましたよ」と続くと、織田は「いっけいさんと僕とは長いからね」と説明。中島は「それのショートバージョンです。2分の1バージョンみたいな」と話した。

また、ホワイトデーには中島からスタッフ・キャストに青いバラがプレゼントされたことも明かされた。中島が「バレンタインデーを沙莉からいただいたんでお返しにね」と言うと、「え、もらったっけ?」と笠松と織田はキョトン。伊藤は「変な感じになるからやめて! 楽屋コンコンコンってして個人に渡すようなことはしてないですよ!? 皆さんにばらまいたんです」と焦って弁明した。中島も「そうそう、直接的じゃなくて、拡散的バレンタイン!」とフォローし、「誰も疑わないから大丈夫だよ」となだめられる場面も。

そして中島が伊藤と見つめ合う真剣なシーンについて「俺がめちゃくちゃ真面目なのに、『おかしいね』って一旦鼻で笑われるんです。結構ガチでラブでいってるのに、笑われると俺の思い届いてないのかなって」と不満を吐露すると、織田は「告白? 公開告白?」と楽しげな表情で煽る。伊藤は「鼻で笑ってはないよ!(笑)」と否定するが「少しのテレはありますよ、それは。健人くんとこんなシーンを撮る日が来るなんて思ってもなかったので……。じゃあ『笑っちゃうね』って言ってくれてたのは、私に合わせてくださってたんですね」と質問。中島が「合わせてたけど、めちゃくちゃ寂しかったよ」と言うと、笠松が聞いていられないという顔で「電話で話せ。寂しい夜にテレビ電話で話してくれ」とツッコミを入れる。しかし中島は「ちゃんと混ぜるから」、伊藤は「寂しかったね」と、2人で盛り上がってごめんとばかりに笠松を話の輪に巻き込んで笑った。

今作は、『カバチタレ!』や『あさが来た』、『未解決の女 警視庁文書捜査官』、そして2021年の大河ドラマ『青天を衝け』を手掛けた大森美香氏が脚本を担当するポップなお仕事ドラマで令和版リーガルエンターテインメント。情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする国家公務員「執行官」を描く。ある事情から執行官の世界に飛び込み、“犬担当”の執行補助者となる吉野ひかりを伊藤が、ひかりを執行補助者の道へと導く執行官の小原樹を織田裕二が、執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介を中島健人(Sexy Zone)が、運搬を担当する執行補助者・長窪桂十郎を笠松将が演じる。