PASMO協議会とパスモは、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」のユーザー企業を対象に、「PASMO」の利用履歴データを活用した旅費精算の有償サービスを今冬以降に開始すると発表した。

  • 「PASMO」データサーバーと「Concur Expense」の連携イメージ

コロナ禍の影響でオフィスへの出社日数が減り、旅費を実費精算に切り替える企業が増えていることを踏まえたサービスだという。記名「PASMO」と「モバイルPASMO」、「Apple Pay」の「PASMO」を対象に、鉄道・バス・タクシー等の利用履歴を「Concur Expense」に提供する。定期券区間の乗車履歴や物販履歴は除く。

これにより、鉄道・バス等の交通機関を「PASMO」で利用すると、最短で乗車翌日に利用履歴データが「Concur Expense」に自動で連携。ユーザー企業が旅費精算を行う際、リーダー等に「PASMO」をタッチさせて利用履歴を読み込ませる作業が不要になり、入力業務の負荷を削減できる。データの改ざんが不可能で、誤入力もない状態で旅費申請できるようになるため、「承認者や経理部門によるチェックの負担が大幅に軽減する」とPRしている。