リクルートの外食市場に関する調査・研究機関の『ホットペッパーグルメ外食総研』は、「飲食店での料理の栄養成分表示」についての調査結果を6月13日に発表した。調査は、20代~60代の男女1,035人にインターネットにて実施した。

  • 栄養成分の表示があった方がよいか/栄養成分表示の項目について、食品を選ぶときに参考にするか

はじめに、カロリーや塩分などについて記載してある栄養成分表示について、飲食店で料理を注文するときには栄養成分表示が「あった方がよい」と答えた人は79.6%で約8割という結果となった。

選ぶ際に参考にする項目は、1位から順に「エネルギー(カロリー、熱量)」(37.5%)、「炭水化物(糖質)」(28.0%)、「脂質」(26.7%)、「たんぱく質」(22.4%)、「食塩相当量(ナトリウム)」(21.0%)だった。糖質を気にする人は30%近く、塩分についても約5人に1人が気になっていることが分かった。

  • あった方がよい/ない方がよいを選んだ理由

また、栄養成分表示があった方がよい/ない方がよいのそれぞれの理由を聞いたところ、前者は「健康のためになるから」(42.6%)がトップに。

一方、ない方がよい理由は「食べる楽しみをそがれるから」(39.3%)、「飲食店で食べるときくらいカロリーなどの栄養を気にしたくないから」(38.9%)と、せっかくの外食だから思い切り楽しみたいと考える人も一定数いることが分かった。