コメリは15日、「コメリ Natural Season 2023 新商品体験会」を開催。シンプルで使いやすくてリーズナブルなアウトドアギア「Natural Season」シリーズのオススメ商品をメディアに披露した。

  • 「コメリ Natural Season 2023 新商品体験会」が開催

気になるアイテムが勢揃い

説明にあたったのは、コメリ 日用品・家電・カー・レジャー用品商品部 ゼネラルマネジャーの鶴巻寿和氏。同社のアウトドア用品を通じて、これまでソロキャンプ、ファミリーキャンプ、デイキャンプなどの各シーンに最適な商品を幅広く展開してきたと話す。

  • ソロキャンプのイメージ

コンパクトに畳める「ソロドームテント1人用KSOLO-B」(5,980円)はツーリングにも最適で、出入り口を2箇所に設置することで、出入り、荷物の出し入れも楽に行える。

  • 「ソロドームテント1人用KSOLO-B」(5,980円)

  • 「ステンレス焚き火ストーブ レギュラー KD232」(4,980円)

長さごとに3種類を展開するアカシアの薪は、累計販売数75万個の人気商品。国内で薪を調達することは難しい、ということでベトナムのアカシア材に着目して開発した商品だという。

  • アウトドアの薪シリーズ

ソロ用から、5人家族向けのツールームまで用意するクイックアップテントシリーズは、累計販売数5,200個。ポップアップインナーフレームで組み立てが簡単にできるのが特徴だ。

  • 「Q-UPツールームDXファミリーテント K4P+V」(2万9,800円)

  • 手前に置いてあるのは「ポータブルチェア レッド」(2,980円)

「楽々組み立て2WAYハンモックセット」(9,980円)は、付属の生地を付け替えればチェアとして利用できる2WAY仕様となっている。

  • 「楽々組み立て2WAYハンモックセット」(9,980円)

クーラーボックスも人気商品になっている。「ハードクーラーボックス 25L KW-26QT」(1万4,800円)は、継ぎ目のないロトモールド一体成型の構造。ウレタン充填の本格仕様で、保冷力が3~4日も持続し、他社製品と比較してだいぶ安いのが特徴だ。

  • 「ハードクーラーボックス 25L KW-26QT」(1万4,800円)

秋の新製品も紹介

また23年8月中旬に発売を予定している、秋の注目商品も紹介された。サイドドア付きのウッドトップコンテナは、テーブルとしても活躍する折りたたみコンテナ。

側面が開閉式のため、中に入れた荷物の出し入れがしやすい。底面にはキャスターが付いており、転がすこともできる。

  • 「サイドドア付きのウッドトップコンテナ」(2,980円)

「フード付きの連結できる寝袋」は、保温力と軽量化を両立した中空ファイバーを1.1kg使用した商品。外気温5度まで耐えることができる(限界温度は3度)。

2枚を連結することで、親子が並んで寝る、なんて使い方も可。

  • 「フード付き連結できる寝袋」(3,980円)は折りたためばクッションとしても使用できる

アウトドアブランケット カーキ・ブラウンは、サイズ約100×140cmの大判ブランケット。

肌触りにこだわった吸湿発熱フランネルで、焚き火の火の粉にも強い難燃加工となっている。冷たい風にも強い3層生地で、アウトドアの防寒対策に最適。

  • 「アウトドアブランケット」 (1,980円/カーキ、ブラウン)

これまで「手軽に自然を楽しもう」をコンセプトに商品を展開してきたNatural Season。その売上推移について、鶴巻氏は「22年度は25億2,400万円に達しました。この10年間で約2.5倍の伸長率です」と報告する。

右肩上がりの成長の理由の一つが商品開発の体制。

「全国1,200店舗からお客様の声を集め、それをもとに商品企画を立案し、生産工場でサンプルを作成、品質評価を経て製品化が決定すると、生産工場に一括発注、あとは店舗で販売を開始します。このサイクルを約9か月で回しています」とその開発までのスピード感を明かす。

  • Natural Seasonの商品開発の体制

鶴巻氏は「商品部の中では、合い言葉のようなものがあります。それは、同じカテゴリに先行する同等品質の他社商品があれば、それより30%以上安くすること。また同じ価格であれば、それより30%品質を良くしよう。そんな合い言葉で開発を進めています」と話し、たまに安くしすぎて上から怒られることもありますが、と笑みを浮かべつつ、自信に満ちた表情を見せる。

安価にできる秘訣について聞くと「海外の工場に直接一括で発注し、直接購入しています。間には問屋さんなどを一切挟みません。品質検査も自社で行い、コストを下げています」とした。

  • デイキャンプのイメージ

「従来、コメリではピクニックなど、日帰り用途の商品しか展開してきませんでした。でも宿泊をともなうキャンプ用品を手掛けるようになってから、いままでご利用のなかったお客様にもリーチできるようになりました。

キャンプをやりたいけれど、キャンプギアは高くて手が出せない―――。そんなお客様にもお求めやすい価格で商品を提供することで、キャンプ市場を盛り上げることができれば幸いです」と抱負を述べる鶴巻氏だった。