パーソルキャリアが運営するプロフェッショナル人材の活用総合サービス「HiPro」はこのほど、副業人材の活用が企業に与える影響に関する調査結果を発表した。調査期間は5月13日~15日、調査対象・有効回答は職場で副業人材を受け入れており、採用や人材獲得業務に携わっている管理職400人。

  • 副業人材の活用状況

まず、副業人材を活用する企業の管理職を対象に「副業人材の活用状況」を尋ねると、2022年度に副業人材の活用を開始した企業は、前年度比123%増加。また、副業人材を活用中の企業のうち、活用人数が「増えている」と答えた割合は62.8%に上った。

次に、副業人材の成果について聞くと、94.6%が活用前の期待値と比べて「期待以上」(43.3%)・「期待通り」(36.8%)と回答した。

  • 活用前の期待値と比較した副業人材が上げた成果

副業人材の活用が会社に良い影響を与えているかとの問いには、95.3%が「良い影響を与えている」と答え、その理由として「社員の生産性向上」(46.5%)、「社員のスキルアップ」(34.3%)が上位に入った。

  • 左から、副業人材の活用による会社への影響

さらに、副業人材を活用する理由を質問すると、全体の1位は「人材不足の解消」(46.5%)。一方、2022年4月以降に活用を開始した企業の管理職に限定すると、1位「スキル・専門性の獲得」(50.6%)、2位「プロジェクト推進のスピードアップ」(48.2%)、3位「調整のしやすさ」(42.4%)と、副業活用理由が変化していることがわかった。

  • 副業人材を活用する理由