女優の小芝風花が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『波よ聞いてくれ』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)の最終話がきょう9日に放送される。
アニメ化もされた沙村広明氏の同名コミックを実写化する同作は、小芝風花演じるスープカレー店のアルバイト店員・鼓田ミナレが、彼氏にフラれた上に金を騙し取られ、やけ酒を飲んで見ず知らずの男に愚痴をさく裂したことをきっかけに深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく姿を描くラジオ×テレビのメディアミックスエンターテインメントドラマ。
最終回ではミナレが最も恐れる母・鼓田唯(高島礼子)が、ミナレを堅実な男性とお見合いさせて、故郷の北海道に連れ戻すためにやって来る。一家の大黒柱としてバリバリ働き、全てが完璧な唯だが、ミナレの父と結婚してしまったように、唯には「ダメ男好き」という唯一の欠点が。父のチャランポランな部分と母の「ダメ男好き」を引き継いでしまったミナレに責任を感じている唯は、全力でミナレを連れ帰ろうとするが、ミナレは「日本一のラジオパーソナリティーになるから、北海道に帰るわけにはいかない!」と断固拒否。唯は、もしミナレが「ジューンブライド・ラジオ」への出演が決まったら自由にしていいが、落選したら北海道に連れ帰るという条件を突きつける。
「ジューンブライド・ラジオ」の最終選考に通るためには、次のラジオ放送の結果が重要になるため、やる気に満ちるミナレ。そんな中大地震が発生し、街中が停電に。この緊急事態にミナレのラジオ番組『波よ聞いてくれ』の放送は休止かと思われたが、ミナレは麻藤兼嗣(北村一輝)に呼び出され……街中が暗闇に包まれる中、ミナレはラジオを放送することができるのか。最終回では災害時におけるラジオパーソナリティーやラジオ局の使命も明らかに。さらにラジオに縁のあるスペシャルゲストも登場する。
小芝は最終回について「ラジオがテレビに勝っている点でもある災害放送や地域密着型ということが発揮され、地震発生時にミナレなりの放送の仕方で励ましながら、ミナレにしかできないラジオ放送をお届けするところが大きな見どころの1つです」と語り、「笑いあり、感動ありですので、ぜひ楽しんで最後まで見ていただけるとうれしいです」と呼びかけた。