警視庁の警備部防災対策課(@MPD_bousai)がTwitterで紹介した、これからの季節に役立つ「熱中症対策」4つが覚えておきたい内容です。
尿で脱水症状をチェックできる
熱中症予防対策として、尿の色で脱水状態をチェックする方法を紹介します。カラーチャートを活用して尿の色で脱水レベルを判定し、どの程度、水分補給すれば通常の状態に戻るかを示したものとなります。ぜひ参考にしてください。夏場の災害時にこそ水分補給に気を付けましょう。 pic.twitter.com/GCbokr6SJc
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 8, 2019
脱水症状が進むと、尿の色が薄い黄色から次第に茶色く濁ってくるのだそうです。気温が高い日にはカラーチャートをスマホなどに保存しておき、水分補給の参考にすると良いかもしれません。
深部体温を下げるには
水温10~15℃の水を洗面器に入れ、両手のひらを5分くらい浸すと、末梢血管内の血液を通して深部体温を下げることができるそうです。災害級の暑さと言われている今日、試してみてはどうですか。なお、氷水のように冷た過ぎると体を温めようとする防衛本能が働き、逆効果になるそうです。 pic.twitter.com/mgkGH0XkfL
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 19, 2019
水温10度から20度の水を洗面器に入れ、両手のひらを5分ほどひたすことで、深部体温を下げることができると言います。なお、深部体温は「脳や臓器など体の中心の機能を守るために一定に保たれる」体温のことです(※)。
クーラーボックスを常備
キャンプで活躍するクーラーボックスは、停電時、冷蔵庫やエアコン替わりに重宝します。保冷剤を入れれば食品の腐敗を抑えたり、冷所保存が必要な薬の保管にも有効です。水を絞ったタオルは冷感タオルに変身、熱中症対策になります。環境や季節により用途は様々、平時に試してみてはいかが? pic.twitter.com/rNxOLIvYAM
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 24, 2022
停電時に冷蔵庫やエアコンのかわりとして役立つ「クーラーボックス」。食品を冷やすだけでなく、薬の保管や冷感タオルを作るのにも有用とのことで、平時からの常備をすすめています。
ペットの熱中対策も意識して
人間だけでなく、ペットも熱中症になります。犬や猫は体温を調整する力が弱く、暑さや高い湿度が苦手です。高温になる自動車内などは特に注意して下さい。また、室内飼いでも①エアコンで室温を調整する②扇風機で空気を循環させる③飲み水を多めに置くなど、熱中症対策を忘れずに。 pic.twitter.com/zgJpziMkSd
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 12, 2019
人間だけでなく動物も熱中症になってしまうので、屋外や自動車内に放置してしまわないよう注意を。室内飼いの場合も「室温の調整」「扇風機」「飲水を多めに置く」などの対策を忘れないようにしましょう。
これからの時期は命を守る行動が何より大切。こまめに水分を取る、室温を調整するなど基本的な熱中症対策と合わせて覚えておくといいかもしれません。
これから気になる「暑さ」。当課から熱中症対策をご紹介します。①尿の色で脱水症状がわかります。こまめに水分補給しましょう。②水があれば深部体温を下げることができます。覚えておきましょう。③クーラーボックスの用途は様々、常備をオススメします。④ペットの熱中症対策も忘れずに🐶🐱 pic.twitter.com/gikGvzACHI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 23, 2023
※「熱中症ゼロへ」プロジェクトサイトより引用