学情は5月24日、「インターンシップと採用の連携」に関する調査結果を発表した。調査は4月24~28日、2024年卒採用でインターンシップなどを実施している全国の企業・団体309社の人事担当者を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「『三省合意』により、2025年卒からインターンシップのルールが変更になることを受け、対応をしていますか」と聞くと、「対応を検討している」(61.5%)の回答が最も多かった。また、10.7%の企業はすでに「対応している」と回答。
なお、「早期に学生と接点を持ちたい」、「他社の動向を踏まえて対応を決めたい」、「学生からも、就業体験ができるインターンシップが求められている」などの声があった。
次に、「『三省合意』を受け、2025年卒のインターンシップより対応していること・対応を検討していること」を尋ねると、1位「インターンシップやオープン・カンパニーのコンテンツを見直す」(55.6%)、2位「インターンシップやオープン・カンパニーの実施回数を増やす」(47.1%)、3位「インターンシップやオープン・カンパニーの広報開始時期を早める」(45.7%)と続いた。
最後に、「インターンシップと採用の連携を予定していますか」と聞くと、「インターンシップ参加者には3年生の3月を待たずに採用選考の案内をする」(56.5%)が最多となり、次いで「インターンシップ参加者は通常の採用選考内で優遇する」(32.9%)が続いている。
「インターンシップ参加者と通常選考受験者での区別はしない」(16.9%)と回答した企業もあった。