クリエイティブバンクは5月25日、会社員・役員に向けて実施した「転職意欲の変化と採用管理」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月28日〜5月5日、国内在住の20代〜60代の男女1,083人を対象に行われたもの。
まず、新卒・中途で入社してから3カ月以内に転職または退職をしたいと感じたか聞いたところ、約4割が「はい」と回答した。
世代別で見ると、20代では「はい」の回答は50.5%で、世代が上がるにつれて「いいえ」が増える傾向となっている。
さらに、転職または退職をしたいと感じた理由について尋ねると、1位は「仕事内容の不一致」(153人)、2位は「人間関係のトラブル」(147人)、3位は「待遇面の不満」(131人)となった。
次に、コロナ禍において転職活動を行ったか聞いたところ、21.4%が「転職活動を行った」、19.4%が「転職活動は行わなかったが、検討した」と回答し、合わせて約4割がコロナ禍においても行動や検討をしていたことが分かった。
また、新型コロナウイルス規制が落ち着いてきた現在において、転職活動に対する意欲がどのように変わったか尋ねると、「意欲が上がった」「意欲が少し上がった」との回答は合わせて26.2%であった。「意欲が下がった」「意欲が少し下がった」の合計回答(9.7%)の2倍以上の結果となっている。
意欲が変わった理由については、「ワークライフバランスを重視しているから」が1位となった。4位には、「リモートワーク制度を求めているから」の回答がランクインしている。
採用活動を行う企業はどのように面接者の管理をしているのかを調査すべく、採用管理の方法についてを尋ねてみた。すると、具体的な管理方法の回答があったのは全体の41.2%であった。
その中で、人事管理や採用管理などシステムを導入しているとの回答者は約35%となり、さらに採用管理に特化したシステムを導入しているのは約10%という結果になった。