アットホームは5月16日、「ライフスタイルや求める住まい」に関する調査結果を発表した。調査は3月7日~9日、現在共働きで、配偶者と2人暮らしをしながら、賃貸・購入の住替えを検討している23歳~59歳の男女437名を対象にインターネットで行われた。
「夫婦で一緒に過ごす時間を定期的に設けていますか?」と尋ねたところ、6割以上が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答。一方、「家の中で一人で仕事や趣味に没頭できるスペースが欲しい」と思っている人は半数以上にのぼり、共働き夫婦では、一人の時間を確保しつつも、夫婦一緒に過ごす時間も大切にしたいと考える人が多いよう。
また、働き方を聞いたところ、夫・妻ともに「在宅勤務」が2割強で、そのうち、6割以上が「在宅勤務において夫婦別々のワークスペースが欲しい」と考えていることが明らかに。
さらに、夫婦の家事分担割合を聞くと、夫が3.4割、妻が6.6割という結果に。夫から見た場合と妻から見た場合を比較すると、0.7ポイントの差が生じる結果となった。
次に、現在探している間取りを教えてもらったところ、賃貸では「2LDK」(37.9%)が最も多く、次いで「2DK」「1LDK」(ともに15.5%)。また、購入の最多は「3LDK」が最多の40.8%。次いで「4LDK」(28.0%)、「2LDK」(19.7%)と続き、購入の方が部屋数を求める傾向にあるよう。
また、賃貸、購入を検討する共働き夫婦にそれぞれの物件を探す理由を聞くと、賃貸は「ライフスタイルに合わせて住替えしやすいから」(22.8%)、購入は「自分たちの資産になるから」(25.7%)が最多に。賃貸を検討する夫婦はライフスタイルの変化、購入を検討する夫婦はライフプラン・マネープランを意識しながら、将来を見据えた住まい探しをしていることがわかった。
購入を検討する共働き夫婦に、現在探している物件は新築か中古かを聞いたところ、新築物件を探している人は約4割、中古物件は約2割という結果に。また、探している物件に住んだ後について聞くと「定住したいと思う」(45.4%)は半数で、「いずれ住み替えたいと思う」(18.8%)が2割近くいることが判明。「いずれ住み替えたいと思う」理由を聞くと、「ライフスタイルに合った家に住みたいから」(43.9%)が突出して多かった。
さらに、物件購入において不安なことを教えてもらったところ、「住宅ローンの完済ができるか」(28.4%)、「災害が起こらないか」(26.1%)、「理想の住まいを購入できるか」(19.7%)が多い結果となった。