アイドルグループ・SixTONESの松村北斗と、なにわ男子の西畑大吾が、7月にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(毎週土曜23:00～)でW主演を務めることが10日朝に発表された。Twitterではタイトルがトレンド入りを果たすなど反響を呼んでいる。
左から松村北斗、西畑大吾＝テレビ朝日提供
原作は新時代のミステリー作家・青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説。WEBTOON版も好評で、韓国や中国でも翻訳本が発売されるなど国内外から注目を集めている作品を初めて映像化する。
映画『ライアー×ライアー』(21年)や、NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(21～22年)、声優初挑戦となった大ヒット映画『すずめの戸締まり』(22年)などで演技力を発揮し、今年「第46回日本アカデミー賞」で新人俳優賞＆話題賞(俳優部門)を受賞した松村。今作では、悪魔のような巻き毛と黒のタートルネックが特徴の“不可能”専門探偵・御殿場倒理(ごてんば・とうり)を演じる。密室犯罪や衆人環視の毒殺など不可能犯罪のトリック＝「HOW」の解明を得意とする半面、人の気持ちが理解できず、傍若無人な言動を繰り出す変人だ。
そして、『ごちそうさん』(13～14年)に『あさが来た』(15～16年)と朝ドラ2作品に出演、また『教場』(20年)や映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶～』(17年)といった話題作でも存在感を放ってきた西畑。スーツ姿の「地味眼鏡」こと、“不可解”専門探偵・片無氷雨(かたなし・ひさめ)を演じる。彼の得意分野はダイイングメッセージや現場の遺留品などから、動機や理由＝「WHY」を読み解くこと。社会性に欠ける倒理とは違い、常識的な性格だ。
倒理と氷雨は、折に触れていがみ合いながらも探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の探偵兼共同経営者として手を取り合い、次々と奇妙な難事件に挑んでいく相棒にしてライバル。さらに劇中では、2人がゼミ仲間だった大学時代に直面した「闇深き未解決事件」の真相についても、徐々に明かされていく。
演技派と名高い松村・西畑のW主演に加え、堤幸彦氏が監督を務めることでも大きな話題に。堤監督はドラマ『金田一少年の事件簿』、『サイコメトラーEIJI』、『ぼくらの勇気 未満都市』、『池袋ウエストゲートパーク』、『ケイゾク』、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』や、映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』、『BECK』、『イニシエーション・ラブ』、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』など数々の作品を世に送り出してきた。
テレビ朝日のドラマとしては、2000年7月期に放送されて以降シリーズ化され、映画やスペシャルドラマにも展開された大ヒット作『TRICK』を手掛けている。バディものミステリーを次々とヒットさせてきた堤監督は、どんな演出で主演2人の新たな顔を引き出すのか。原作者の青崎氏も、「監督堤幸彦さんということで、土曜日に午前授業から帰って昼ご飯を食べながら録画した『TRICK』をワクワク見ていた世代としては、大変驚いてます」とコメントしている。
発表を受け、Twitterでは「ノッキングオン・ロックドドア」が2位、続いて「北斗くん」「大吾くん」もトレンド入りを果たし、Amazonの売れ筋ランキング(ミステリー・サスペンス・ハードボイルド)では原作小説が1位を獲得。また、「堤幸彦監督なのは期待しかない」「朝ドラ演技派コンビですよ、楽しみすぎ」「堤監督の演出の大吾くん楽しみ」「松村北斗と西畑大吾が1歳差という事実にびびる」という投稿のほか、「もしかしてこれって黒タートルネック北斗のアクスタでる?」「TikTok撮ってくれたりしますか?」「なにわとストのW主題歌だと嬉しいなぁ」「映画化まであると思います」と、グッズやPR展開、主題歌など今後の展開への期待も寄せられている。
