マイナビウエディングは5月3日、結婚式を考えるカップル向けに体験型ウエディングイベント『PREMIUM WEDDING EVENT 2023』を「コンラッド大阪」にて開催した。
『PREMIUM WEDDING EVENT 2023』は、従来の新婦を主役としたブライダルイベントとは違い、性別を問わず2人で楽しむことができるイベントとして企画をされた。当日は「結婚式を五感で楽しむ」プレミアムな体験型コンテンツが多数ラインナップ。前編の本記事ではショーを中心としたイベントの様子を紹介をしていく。
人気アーティスト達によるドレス&ヘアメイクアップショー
イベントの舞台となったのは、コンラッド大阪の38階にある「アトリウムラウンジ」。自然光が燦々と降り注ぐ天井高16.5メートルもの開放的な空間が魅力的だ。ここで行われたのが、人気アーティスト達によるドレス&ヘアメイクアップショー。
冒頭ではアトリウムラウンジの螺旋階段から和装、カラー、マーメイド、プリンセスなどさまざまなタイプのウエディング衣装を着用したモデルが華々しく登場し、来場者を魅了した。
ショーでは、女性誌で連載も持つヘアメイクアップアーティストの長田博文氏と、唯一無二の世界観で幅広く活動するフラワーデザイナーでありクリエイティブディレクターの飯田諭史氏によるヘアメイクチェンジのライブパフォーマンスが行われた。
真っ白な生地に小花がデザインされ、パフスリーブが可愛らしい印象の「Reem Acra」のドレス。こちらを着用したモデルには「デコルテが綺麗に見えるようツイスト編みをアップスタイルでまとめ、クラシカルでロマンティック、キュートなスタイルを提案しています」と長田氏が説明する。さらに「デコルテ・背中が綺麗に見えるよう、動きのあるヘアにし、全体的に軽やかさを出した髪型をもうワンスタイル提案したい」と、その場でヘアアレンジを披露した。
一方の飯田氏は、ドレスを変えずともヘアメイクチェンジで雰囲気を変えられる方法として、ピンク色の小花をデコルテや顔、髪の一部にちりばめるスタイルを提案。飯田氏いわく「最近はパールやスワロフスキーをボディ、顔につけるファッショナブルな花嫁スタイルも増えてきている」という。
ものの10分ほどで、キュートな花嫁スタイルから、現代的なロマンティックスタイルへと様変わりし、会場を驚かせた。
続いて「Giambattista Valli」のドレスを着用したモデルが登場。長田氏は「ヴェールにも花をちりばめ、瞳の輝きをより一層力強くするため、眉毛にも金箔やラメを施しています」とポイントを解説。
また、「よりデコラティブなヘアスタイルにも挑戦してほしい」とヘアメイクチェンジでは"新しいモヒカン"こと『コンラッドスペシャル』を2人で提案してくれた。意識したのは、天井高16.5メートルの「アトリウムラウンジ」でどう花嫁の存在感を出すかということ。
リップの色味を意識した装花でトップにボリュームを持たせ、エクステで髪の毛に表情をプラスし、大スケールの空間に負けないアイコニックなヘアスタイルへと変貌を遂げた。
最後にヘアメイクチェンジをした女性モデルが、新郎役の男性モデルに誘われながら観客の前を歩き、360度どこから見てもスタイリッシュな装いを披露した。
野原遥氏によるブライダルレッスン
ドレス&ヘアメイクアップショーに加えて開催されたのが、『バチェラー・ジャパン シーズン3』に参加経験もある、ウォーキング講師・野原遥氏によるブライダルレッスンだ。
冒頭のトークショーで野原氏は「『Galia Lahav』のドレスは初めて着用しましたが、デザイン性が高くゴージャスな雰囲気が演出できていいですね」と笑顔で感想を述べた。司会者に昨年開催した自身の結婚式について尋ねられると「実家が農家なので、実家で採れた野菜を使ったオリジナルのケーキを引き菓子にしました」とエピソードを披露し、会場の注目を集めた。
その後、ウエディングドレスを着た状態で立ち姿や歩き方など、結婚式当日に役立つ所作をレクチャー。ハイヒールでの歩き方については、「一本のラインを踏むようにし、かかととつま先が同時に着地するように歩くと美しいです」と説明。重心は足を着地させたのち、後ろから前に移動させるのがポイントだという。
さらに「お辞儀は6秒」「目線は会場の右側、真ん中、左側に配るなどパートナーとあらかじめ決めておく」といった結婚式中の振る舞いについても解説した。
最後にシャンパングラスを使った乾杯について「4本の指をそろえてステム(シャンパングラスの脚の部分)を持ち、胸の高さから目線の高さに上げて行うと綺麗。グラス同士をぶつけないようにしてください。飲むときは、あごとひじを上げずに手首を使ってグラスを傾け、横を向いてスッと飲むように」とアドバイスをした。来場者も野原氏のレクチャーをもとにその場で動きを真似し、所作を学んでいた。
野原氏によるブライダルレッスンの後には、イベントの空間づくりを手掛けた「竹中庭園緑化 Kazen」の喜多村氏による花の生け込みライブパフォーマンスも行われた。
野原氏着用のドレスに合わせて季節の草花をワンショルダーであしらい、視覚・嗅覚でも楽しめる、その時期にしか作れない新たなお色直しのスタイルを提案した。
当日、会場には100組200名のカップルがセミフォーマルな装いで来場。新たなウエディングスタイルの提案を見て、仲睦まじく盛り上がる様子を見せていた。