2021年に日中韓グローバルガールズオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』(『ガルプラ』)に出演し注目を集めた川口ゆりな。歌手、モデルの活動に加え、女優業にも挑戦しており、現在、バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系 毎週日曜23:55~、放送後にABEMAでオリジナル版を配信)内の『あざと連ドラ』第7弾「あざといタイプAtoZ」に三姉妹の末っ子役で出演している。「2023年はお芝居にも挑戦したい」と目標に掲げていたという川口は、実際に演技ができている今の状況をとても喜んでいる。そんな川口に、女優業への思いや今後挑戦したいことなど話を聞いた。
「あざといタイプAtoZ」は、それぞれ違った個性を持つ三姉妹を中心に、友達付き合いや恋愛の中で感じるあざとさや人間関係の疑問などをリアルに表現していく物語。昨年10月に乃木坂46を卒業した樋口日奈が、交際5年を迎える彼氏とのマンネリに悩む次女の千秋役、日奈の実姉で女優やモデルとして活動する樋口柚子が、彼氏と上手くいっていない長女・夏希役、そして、三姉妹の末っ子で彼氏いない歴20年の美冬役を川口が演じている。
――ドラマで描かれる恋愛や友人関係など、共感した点をお聞かせください。
美冬は高校生のときは感情が行動や表情に出やすかったのですが、大学時代は真反対のように恋愛に臆病になっていて、描写がとてもリアルだなと思いました。私は感情が出やすいタイプで、高校時代の美冬に共感する部分がありましたが、恋愛に関してはこういうお仕事をしていることもあり慎重で、重く考えている大学時代の美冬に共感する部分もありました。
――恋愛に対しては慎重とのことですが、基本的には感情が出やすいタイプなのですね。
けっこうストレートだと思います。オーディション番組(『ガルプラ』)に参加してからより感情表現がストレートになりました。中国の方などと触れ合って、言葉での意思疎通があまりうまくいかない中で、遠回しではなくダイレクトに伝えていくしか方法がなくて、私もストレートに言ってもらわないと何が言いたいのかわからないという場面を経験したからこそ、ストレートに伝えることが一番わかりやすいという考え方になりました。
――『ガルプラ』参加以降、日本人同士でもよりはっきり意見を言えるように?
そうですね。伝えたいことをストレートに言うようになったと思います。
――周りの人から「変わった」と言われますか?
お仕事で一番身近にいてくれるマネージャーさんに対して、韓国に行く前は「もっとこうしたい」「こうなりたい」といった要求をはっきり伝えられなかったのですが、韓国から帰ってきてからは、ストレートにいろいろ伝えられるようになりました。マネージャーさんは「強くなったな」と思っているかもしれませんが、私の思いをちゃんと受け止めてくれる存在なので、言わせてもらっています(笑)
――『ガルプラ』参加後の変化としては、そこが一番大きいですか?
そうだと思います。ちゃんと言葉にしないと自分の意志は伝わらないなと強く感じたので、すごく自分が変化した部分だなと思います。
――ちゃんと思いを言葉にするようになって、いい方向に進んでいるなと手応えも感じていますか?
今、アーティスト、モデル、俳優のお仕事をさせていただいていますが、2022年の時点ではアーティスト、モデルとして活動していて、さらに新しいことに挑戦したいということで「2023年はお芝居にも挑戦したいです」とお話ししていました。言葉にしたからなのかわかりませんが、こうして形になっているので言霊もあるのかなと思います。