『しゅふJOB』を運営するビースタイル メディアは、「年収の壁」をテーマにした調査結果を4月27日に発表した。調査は4月8日~16日の期間、主婦・主夫層755名を対象にインターネットにて実施したもの。

  • 年収上限の希望について

「2022年の年収上限に関する希望」を尋ねると、「年収103万以内」(35.5%)が最多という結果に。次いで、「年収130万や月収88,000円(社会保険の扶養内)」(27.0%)、「年収150万円(配偶者特別控除枠内)」(7.0%)と続いた。

  • 収入を上限に収めるために就業調整を行ったか

また、「年収103万以内」「年収130万や月収88,000円」「年収150万円」と答えた人のうち64.8%が収入を上限に収めるため「就業調整した」と判明。

  • 手取り額が減ってしまうことへの対策案

「年収を超えて手取り額が減ってしまう問題に対し支持する対策案」を尋ねたところ、1位「年収上限を撤廃する」(46.2%)、2位「年収上限を上げる」(35.8%)、3位「収入の標準に合わせて段階的に金額を決めて給付する」(18.5%)と続いた。

  • 上限が撤廃された場合の希望年収額

もしも年収上限が撤廃された場合には、6割以上が「年収130万円超」を希望していることが判明。加えて、1週間あたりの希望の勤務時間について尋ねると、70.1%が「20時間以上」働きたいという結果だった。

  • 年収が撤廃された場合の転職について

「年収上限が撤廃されたら転職を検討するか」と尋ねたところ、56.4%が「転職したい」と答えた。

また、検討する仕事について「今の仕事よりも時給が高い」(72.1%)が最も多く、次いで「今の仕事よりもたくさんシフトに入れる」(26.8%)、「好きなことに関われる」(24.6%)と続いた。ほか、「現在とは異なる内容」「副業OK」「未経験の業務」といった意見もあがった。

  • どのような仕事に転職したいか