映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)の完成報告イベントが25日に都内で行われ、 高橋一生、飯豊まりえ、長尾謙杜(なにわ男子)、安藤政信、渡辺一貴監督が登場した。

  • 長尾謙杜

    長尾謙杜

同作は荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。

もともと原作のファンだったという長尾は同作への出演が決まったことについて「驚きが大きかったですね。マネージャーさんから台本をいただく時に、『長尾くん、ジョジョ好きだよね。はい』という一言だけだったのですごいびっくりしましたし、作品に携わらせていただくという驚きと、映画化するんだという驚きがまずあり、実感が湧いてくるにつれ、不安や怖さなども芽生えてきて、監督とお話ししながら撮影に挑んだ形になります」と振り返った。

撮休日には高橋の様子を見学していたそうで「一生さんがお芝居されるのを間近で見させていただいて、すごく勉強になりました」と喜びつつ、「その時私服で現場に行ってたので、最初『おはようございます』と言ったら、一生さんが気づいてくれなくて、『おはようございます』みたいな感じだったんですけど、3回くらい挨拶した時に『長尾さんですか?』みたいな感じで気づいてくださって、スタッフさんだと勘違いされて」とエピソードを披露。「でも気づいてくださった時にすぐ『長尾さんですか、よろしくお願いします!』と言ってくださったのが、僕はすごく嬉しくて、一生さんにその日出会えたのが一生の思い出です」と語った。

高橋はその言葉に爆笑しながら、「当日のシーンは露伴のようで露伴ではないんですね。僕はいつもと違う露伴でいて、その人間として初日になったんです。全く違うものではあるけれど、お芝居の様相だったり変えていかなきゃいけないっていう、一点病みたいにこう(前しか見えない状態に)なってしまっていたので、長尾さんのことももちろん存じ上げていたんですけど、普段着だから気づかなかったということでもなく、もう周りも全く見えてない中年だったんですよ」と弁解する。「長尾さんが撮影を前日にされたということは入っていたんですけど、まさか見学に来てくださるなんて。『おはようございます!』という元気な声に『あれ?』と、後で『今の長尾さんだったんじゃないか?』と廊下に出たら長尾さんがいらして、『申し訳ない長尾さん、 よろしくお願いします』って言葉をお伝えしたんですけど、そんなことがありました」と一部始終を明かした。