日本旅行大阪法人営業統括部は、大井川鐵道井川線の全駅に5分以上停車しながら夜間運行するツアー「夜間運行“超”普通列車で行く 夜の大井川鐵道井川線全駅制覇」を発売すると発表した。

  • 尾盛駅停車中の光景

井川線は大井川水系のダム建設のため、大井川沿いの山間に敷設された森林鉄道。多くの秘境駅がある「秘境鉄道」としても知られるが、本数が少なく下車と乗車を繰り返すことが難しいため、通常は下車できる駅数が限られる。

そこで日本旅行は、井川線の全駅に5分以上停車し、一度の乗車ですべての駅に下車できる「“超”普通列車」を2021年から不定期に運行してきた。今回、この「“超”普通列車」を定期列車運行終了後の日没後に運行。森閑とした夜の井川線を体験できる。一部駅間で車内灯を消灯し、山間の暗闇を走る秘境鉄道も堪能。懐かしいタブレット交換(模擬)や、過去に使用されたヘッドマークの掲出も実施する。

  • 奥大井湖上駅停車中イメージ

  • 夜間運行時の車内イメージ

  • 長島ダム駅停車中の光景

出発日は6月3日。17時までに千頭または川根温泉のホテルに集合し、千頭駅から「“超”普通列車」に乗車する。千頭駅を19時20分に発車し、各駅に5～15分停車しながら進み、22時24分に井川駅に到着。下車後は千頭「福住館」または川根温泉「大井川鐵道川根温泉ホテル」に宿泊する。翌日の朝食後、解散となる。

千頭宿泊の旅行代金は、2～3名1室利用で1人3万2,500円。川根温泉宿泊の料金は、4名1室利用で1人3万6,500円、1名1室利用で4万6,500円など。専用のツアー予約サイトにて、4月25日15時から申込みを受け付ける。