女優の天海祐希が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』がきょう17日(毎週月曜22:00~※初回15分拡大)にスタートする。
明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする元弁護士の女探偵・上水流涼子(天海)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく痛快エンターテインメント。
涼子はかつて多くの事件を担当する敏腕弁護士だったが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪された。顧問弁護士を務めていた総合商社・諫間グループの社長、諫間慶介(仲村トオル)にも解雇され、現在はIQ140の相棒・貴山とともに、自身が立ち上げた『探偵事務所 上水流エージェンシー』で探偵業を営んでいる。
そんなある日事務所に、不動産ブローカーの神崎恭一郎(高嶋政伸)から2000万円を取り返してほしいという女性がやって来る。依頼主の松下祥子(街田しおん)によると、神崎は2年前、松下夫妻が所有する土地と工場を汚いやり口で奪い、祥子の夫・昭二(水野智則)を自殺に追い込んだという。契約上何も問題がないことから、警察に相談しても取り合ってもらえなかった祥子は、涼子が提示する「依頼料だけで200万円」という破格のギャラを払ってでも夫の無念を晴らしたいと言い、その覚悟を知った涼子は、祥子に事務所を紹介したと顔なじみの元刑事・丹波勝利(丸山智己)からも情報を得ながら、貴山とともに神崎の身辺調査を開始する。
妻・朱美(戸田菜穂)と一人息子の克哉(齋藤潤)と暮らす神崎は、秘書の橘亜里沙(工藤美桜)をはじめ、複数の愛人を囲う生粋の遊び人。それを利用しようと考えた涼子は、つかんだ不倫の証拠を2000万円で神崎に買い取らせようとするも失敗。そこで、ターゲットをある人物に変更し、伸彦の友人で歌舞伎町の若きリーダー・有田浩次(中川大輔)にも協力を依頼する。涼子と貴山が選んだ“あり得ない手段”とは。
見どころは初回から盛りだくさんの変装シーン。「第1話だけでも何着着替えたかな、自分でも忘れてしまうくらい着替えています」と天海自身が語っていたように、初回には美麗なピンクのノースリーブドレス、ヨガのインストラクター、キャディ姿、中国人整体師と次から次へ変装する。天海の七変化に注目だ。
第1話ゲストのコメントは以下の通り。
■高嶋政伸
僕が演じる神崎は、金の為なら人もあやめ、家族をも自分の所有物としか見ない、正真正銘の悪党です。しかし、役者としては、神崎は演じ甲斐があって楽しいです。特に、涼子と貴山とのラストシーンは、手ごたえを感じました。
天海祐希さんは、ご一緒させて頂く度に闘う俳優さんだな、と思います。闘う相手は自分自身。そのお姿は頼もしく、自分もこうありたいと思います。涼子は、社会からドロップアウトした人物に見えますが、パワフルで、勝ち負けで言うところの勝ち組の中に潜む悪党を、手段を選ばず叩きのめす。その姿は痛快そのもの。その力強さは、自分と闘い 続ける天海祐希さんだからこそ表現できるんだと、惚れぼれしております。
松下洸平さんとは、今回初めて共演させて頂きましたが、とても強いものを感じました。深い優しさ、そして刃物のような鋭さを自然に表現されていて驚きました。また、ご一緒したいと思いました。
■戸田菜穂
私が高校生の頃、ドラマを観ては東京に憧れていました。大人ってステキだなあと、夢見ていました。そのドラマを作っていらした大ベテランスタッフの皆様と、大好きな天海祐希さんとの撮影、とても幸せな時間でした。脚本も素晴らしかったです。緊張感のある現場からは想像以上の何かが生まれます。私は、役に寄り添い演じようと心掛けました。この度の放送、とても楽しみにしています!
■工藤美桜
私が演じる橘亜里沙役という役は、秘書の仕事をする際はしっかり務めますが、ふとした瞬間に神崎への気持ちがつい溢れ出てしまうような人です。たくさんのステキなキャストの皆さまと一緒にお芝居させていただけてうれしい気持ちの中、とても緊張していました。ですが、主演の天海さん、松下さんはじめ、神崎役の髙嶋さんが優しくリードして下さったので真剣にお芝居に向き合えました。神崎とのハラハラする関係性や、亜里沙のふとした心の揺れ動きなどぜひ感じ取っていただけたらうれしいです。