プラネットは4月13日、「防犯対策」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2月24日~28日、20代~70代以上の男女4,000人(男女各2,000人)を対象にインターネットで行われた。

  • 自宅の防犯対策

    自宅の防犯対策

まず、自宅や近所の家が空き巣の被害に遭ったことがあるかを聞いたところ、「一度だけある」が12.4%、「複数回ある」が4.7%という結果に。そうした被害のあとに、防犯対策を強化したかを聞くと、30.3%が「強化しなかった」ことがわかった。

次に、自宅の防犯対策について質問したところ、「ポストに郵便物をためない」(59.9%)が最も多く、以下「玄関などの扉の鍵を二重にする」(34.2%)、「自動点灯する外灯をつけている」(27.2%)、「窓のロックを二重にする」(19.0%)が上位にあがったほか、少ないながらも、「監視カメラを設置している」(13.2%)、「警備会社に警備を依頼している」(6.9%)という厳重体制の人も見受けられた。

  • 普段自宅にいるときに玄関に施錠するか

    普段自宅にいるときに玄関に施錠するか

続いて、普段自宅にいるときに玄関に施錠するかを聞いたところ、76.5%が「常にかける」と回答。性年代別に見ると、「常にかけない」と答えた人の割合は、男女ともに20代と70代以上で10~13%程度と、他年代に比べて高い傾向に。

また、地域による差も見受けられ、「常にかける」が最も高かったのは南関東(80.0%)で、同時に、「常にかけない」割合は最も低く5.1%。逆に「常にかける」と答えた割合が最も低かったのは東北(65.8%)。ただし、「常にかけない」の割合が最も高かったのは、東北(14.0%)ではなく、北陸・甲信越(14.5%)だった。

鍵をかけない理由については、「鍵をかけるのが面倒だから」(36.5%)と「危険な目に遭ったことがないから」(34.8%)が僅差で上位に。また、「盗まれて困るものがないから」(14.8%)と、ある意味、開き直ったような人も一定数いることがわかった。

  • 知人以外が自宅を訪問してきたときの対応(地域別)

    知人以外が自宅を訪問してきたときの対応(地域別)

次に、地人以外が自宅を訪問してきたときの対応について伺ったところ、「インターホンやのぞき窓で確認したうえで扉を開けることが多い」(47.8%)が最も多く、性年代別で見てもすべてで最多に。また、「知人以外の訪問は無視する」の割合が他年代と比べて飛び抜けて高かったのが20代女性(30.9%)で、全体(14.2%)を大きく上回った。

地域別では、北陸・甲信越の人は「特に確認せず扉を開ける」(29.7%)が、全国平均(12.4%)より20ポイント近く高い数値に。一方、「知人以外の訪問は無視する」の割合が最も高いのは北関東(18.8%)。玄関を「常に施錠する」人の割合が最も低かった東北だが、「知人以外の訪問は無視する」割合は16.1%と、北関東の次に高い結果となった。

  • あおり運転

    あおり運転

次に、車を持っている人を対象に、車の防犯対策について聴取したところ、車に鍵を「常にかける」人は91.0%にのぼり、「家」(76.5%)よりも車のほうが、常に施錠する人の割合が高いことが判明。

続いて、「あおり運転」をされた経験について聞くと、28.0%が「されたことがある」と回答。ただし、性年代別に見ると大きな差が見られ、「されたことがある」と回答した人の割合が最も高かったのは、50代男性で45.4%と半数近くを占めた。

最後に、防犯にまつわるエピソードや被害体験を聞いたところ、「自室に入っても全室のカーテンを引くまで照明は点けない」「オートロックのマンションだが、わずかな時間でも必ず施錠する」「子どもと2人きりの時は、インターホンが鳴っても対応しない」「隣の家の犬がちょっとした物音でもよく吠えるので安心」「暮れに帰省した間に、居間の出窓から泥棒が入った」「ストーカー被害にあってから催涙スプレーを手に持って出かけています」「目立つ車なので大丈夫だろうと思っていたら、盗難被害に遭ってショックだった」といったエピソードが寄せられた。