普段何気なく目にしているものが、ときにすごいパワーを秘めていることも。

大阪市西淀川区に拠点を構える大阪染織機械株式会社(@osakasenshoku)が公開した動画は、日本人に身近な“あの素材”のすごさを広く知らしめました。

1000℃の鉄球を竹に置いてもほとんど燃えないんです
1000℃シリーズ何かと実験している弊社であります(@osakasenshokuより引用)

  • (@osakasenshokuより引用)

まるで火の玉のような、見るからに熱そうな1000℃の鉄球。

  • (@osakasenshokuより引用)

これを青竹の上に置いてみます。一瞬にして燃えてしまうかと思いきや……ほとんど変化はありません。なんだか素敵なインテリアのようですね。

  • (@osakasenshokuより引用)

この後早送りが入り、しばらく時間が経過。もう鉄球はすっかり冷めてしまったようですが、竹は上部が少し焦げている程度で、しっかり原型をとどめています。

  • (@osakasenshokuより引用)

鉄球をはずしてみてもこの通り。竹が熱に強いことが証明されました。

この投稿に対し、Twitterユーザーからは、「竹すげーー」「えっ!竹って最強の素材…?」「こりゃあかぐや姫も産まれるわけだ」といった驚きの声が続出。元ツイートには5.3万件もの「いいね」が集まりました(4月5日時点)。

「専門家ではないので、竹が燃えなかった理由は定かではありません」とのことですが、どうしてこのような実験を思いついたのでしょうか。大阪染織機械株式会社の「中の人」に聞いてみました。

大阪染織機械株式会社「中の人」に聞いてみた

――大阪染織機械株式会社はどのような事業を行っているのでしょうか?

主な事業は、エキスパンダーロールの製作・設計・修理をしている会社になります。エキスパンダーロールとは、フィルム・紙・金属箔等のシワを除去するロールです。

――「竹はほとんど燃えない」の投稿をされたきっかけを教えてください。

竹が熱に強いと聞いたことがありまして、「それなら1000℃の鉄球を置いたらどうなるか?」と思ったのがきっかけです。

――今回の投稿には多くの反響が寄せられました。率直な感想をお聞かせください。

製造業に限らず、さまざまな業界の方に反響をいただき大変光栄に思っております。


元ツイートへのリプライで「乾燥した竹だとどうなるんだろう?」というコメントも寄せられていましたが、乾いた竹バージョンの実験動画も投稿されています。ほかにも「1000℃鉄球をスタイリングジェルに入れてみた」など、さまざまな実験を行っている大阪染織機械。遊び心いっぱいのタイムライン、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。