重い彼女にならないためには、重い彼女とはどのような人なのかを知っておく必要があります。また、重い彼女に悩んでいる男性は、彼女のどういう点が重いのか、一つ一つ確認し、対処法を考えていきましょう。
今回は、男性が「重い彼女」と感じてしまう女性の性格や行動の特徴について、重い彼女にならないための対処法と共にご紹介します。
彼女が「重い」とはどういう意味?
恋愛関係において「重い」とは、「気持ちが重い」ことを指すことが多いです。では、「気持ちが重い」とはどういうことなのでしょうか。
相手への愛情よりも依存心や執着心の方が強くなってしまっている状態の場合、相手は「気持ちが重い」と感じてしまうことが多いでしょう。
相手への思いが強すぎると、依存心や執着心が強くなり、行動や気持ちを束縛してしまいがちです。しかし、それは自分の思いを優先した行動であり、相手の気持ちを考えているとは言えません。この思いやりの無さが、気持ちの押し付け、そして重たさを感じさせるのです。
彼女のここが重い! よくある「性格」の特徴
男性が彼女に「重い」と感じる原因、シーンはさまざまですが、特に性格において重いと感じる場合があるでしょう。では、彼女のどのような性格が重いと思われてしまうのか、よくある特徴を確認しましょう。
自分に自信がない
まず自分に自信がなく、愛されている確信が持てない性格の彼女は、彼氏に「重い」と思われている場合があります。自分に自信がなく愛されている自信もないからこそ、彼氏を信じられず束縛したり愛情を求めすぎたりしてしまうのです。
結婚願望が強い
結婚への憧れが強すぎることで、重くなっている可能性もあります。例えば友人が次々結婚していったり、親にせかされていたり、「絶対に◯歳までに結婚しなければ」という思いがあったりなど、結婚を焦る事情がある場合、結婚したいという願望から気持ちが深くなりすぎているのです。
好きな彼氏と結婚したいと感じることは自然なこととも言えるでしょう。しかしその思いが強すぎたり、「彼氏との結婚」ではなく「結婚」が目的となっていたりする場合、彼氏は重荷に感じてしまうかもしれません。
嫉妬深い
嫉妬深い性格から重い彼女になっている可能性もあります。
誰でも多少の嫉妬心はあるものですが、例えば友人や同僚の女性の話が出るだけで拒否反応を示して、不機嫌になったり、一緒にいるときに他の女性に少し目をやるだけで怒ったりする彼女の場合、彼氏は疲れてしまいます。
仕事や交友関係の中で、彼氏が異性と関わることはあるものです。そのことを受け止めて、「私の彼氏は大丈夫」と思うことができるようになれば、嫉妬心は小さくなるでしょう。
考え方がネガティブ
重いと感じられる彼女は、ネガティブ思考であることが多いです。ささいなことから最悪のケースを妄想してしまいます。例えば彼氏に、女性から仕事の連絡が来ただけで「あの女性は彼氏に気があるに決まっている」「二人は浮気しているんじゃないか」などと考えてしまうのです。
何でもネガティブにとらえ、後ろ向きな妄想ばかりをしていると、一緒にいる彼氏も嫌な気分になり、重いと感じてしまいます。
承認欲求が強い
彼氏に自分のことを認めてほしいという思考から、重い彼女になってしまう場合もあります。
承認欲求が強いのは、自己肯定感の低さから来ている可能性があります。自分で自分を認めてあげられないからこそ、彼氏に自分のことを認めてほしいと強く願い、依存します。
その願いが、知らず知らずのうちに重いと感じさせる行動につながっているのです。
感情の起伏が激しい
感情の起伏が激しい人も、重い彼女になるケースが多いでしょう。感情の起伏が激しいと言ってもさまざまなケースがありますが、特に責められたり怒られたりしていないのに、すぐ泣いてしまうといった性格の人は重い彼女になりがちです。
感情の起伏が激しい人は、他人には理解しにくい原因で感情がコロコロ変わってしまいます。感情がコロコロ変わっていると、相手はその度に原因を考えたり、相手を心配したり、気遣ったりしなければならず、一緒にいることに疲れてしまいます。
しかもその疲れが見えると、感情の起伏が激しい人はさらに泣いたり怒ったりするため、負のループに陥ってしまうでしょう。
彼女のここが重い! よくある「行動」の特徴
性格だけではなく、彼女の行動に「重い」と感じる場合もあるでしょう。ここからは、男性が重いと感じがちな彼女の行動を紹介します。
束縛が激しい
前述の通り、束縛が激しいことは、重い彼女だと思われる原因になります。
確かに、好きだからという理由で、つい相手を束縛したくなることは、男女共にあるでしょう。しかし、度が過ぎて何事にも干渉されると、相手は重い人だと感じます。
例えば仕事中で少し連絡が遅くなるだけで怒ったり、自分以外の人と休日を過ごすことを一切許さなかったりといった行動は、束縛が激しいと思われてしまうでしょう。
スマホを見たがる、または勝手に見る
相手のスマホを見たがるという行動が、重いと感じさせることもあります。
相手の交友関係が気になるなどの理由で、スマホを見たいと思う人もいるでしょう。しかし、スマホはプライバシーの一つであり、人にスマホを見せたくない人は少なくありません。
スマホを見せ合うかどうかは、2人で話し合って決める必要があります。決める前に、あるいは見せないと決まったにも関わらず勝手にスマホ見ることは、相手のプライバシーを侵害することになります。
LINEやメッセージを連投してくる
LINEを連投するとは、返事が来るまでメッセージやスタンプを繰り返し送ることです。LINEを連投してくる彼女に対して、「重い」と感じる男性は多いでしょう。
仕事や食事、入浴など、何かしらをしていて手が離せず、LINEをすぐに返せないことはよくあることです。それにも関わらず不安を感じて何度もLINEを連投したり、LINEをすぐに返さないことに怒ったりする彼女は、彼氏から「自分勝手だな」「僕の事情を全く理解しようとしてくれない」と思われても仕方ありません。
何度もLINEを連投され、通知音が鳴り続けると彼氏は面倒と感じ、そして重いと感じてしまいます。
彼氏の行動を全て把握したがる
彼氏の行動を全て把握しようとするのも、重いと思われる行動の一つです。彼氏のスケジュールを完全に把握するほか、飲み会や旅行のメンバー・場所について彼氏を質問攻めにしたり、内容を聞いても納得しなかったりといった行動が該当します。
また、彼氏のSNSの内容を熟知していることも、彼氏が「監視されている」と思い、重いと感じる原因になります。
極端な選択を突きつける
極端な選択を突きつけることも、男性が重いと感じる原因になるでしょう。
「極端な選択を突きつける」とは、例えば「仕事と私、どちらが大事?」などと真剣に聞いてくることです。人によっては、「仕事」の部分が友人関係だったり、趣味だったり、家族だったりのパターンもあります。
どれも大切なので、順位を付けることが難しいのは彼女もわかっているはずです。それなのにこのような質問をしてくることに、彼氏はうんざりしてしまいます。しかも大抵の場合、彼氏がどう答えても彼女は満足しません。そのことが、さらに重いと感じさせる原因になります。
すぐに両親に合わせたがる
彼女によっては、付き合ってすぐに自分の両親に会わせたがる人がいます。たとえ真剣な交際だったとしても、あまりに早く両親に会わせようとすると、彼氏は外から自分を固めようとしてるのではないかと思ってしまいます。
また、相手の両親に会うことは緊張し、非常に気を使うものです。しつこく両親に会わせようとしてくると、彼氏もだんだん面倒に感じ、重いと感じてしまうでしょう。
高価なプレゼントを要求する
高価なプレゼントを要求することも、重いと感じられる行動の一つです。
好きな人からのプレゼントは誰でもうれしいものです。記念日や誕生日などに、愛の証しとして、彼氏からプレゼントが欲しいと思うのは自然なことでしょう。
しかし、お互いの経済状況から考えて明らかに高すぎるプレゼントを要求されると、彼氏は「自分のことを考えてくれていない」「お金で愛情を測ろうとしている」と思ってしまいます。
頼んでいないのに身の回りの世話を焼く
過度に身の回りの世話を焼かれると重いと感じる男性もいます。
自分のために尽くしてくれたり、身の回りの世話をしてくれたりして助かると思う男性は少なくないでしょう。しかし、「頼まれてもいないのに突然家に来て家事をやりたがる」「彼氏の服装や身の回りのことに常に口を出したがる」などの彼女の行為は、彼氏をうんざりさせてしまいます。
彼氏のために身の回りのことをしてあげたいと思ったときは、相手にしてもいいか確認し、押し付けないことが大切です。
少しでも退屈そうにしていると怒る
怒りやすい人も重い彼女になりがちです。なぜなら、怒りやすい人は彼氏が少しでも退屈そうにしているだけで怒ることがあるからです。
例えば2人でいるとき、彼があくびをしたり、疲れた表情をしたりしていると怒ることがあります。退屈そうにしていることに対して、「私といるのがつまらないのか」「私の心配はしないのか」と思ってしまい、つい怒ってしまうのです。
恋人との時間に癒やしを求める男性は多いはず。それなのに小さなことで怒られてばかりだと、男性側も気を使いすぎて疲れてしまったり、一緒にいることがつまらないと感じたりしてしまいます。
時間を気にせず行動する
時間を気にせず行動することも、重いと思われる原因になります。
例えば夜中、早朝に関係なくメッセージを送ったり、電話を掛けたりすると、相手は就寝を邪魔されて嫌がるかもしれません。また付き合っているからといって、約束も無くいきなり家に行くことも、相手にとっては迷惑となることがあります。
相手の生活リズムを把握し、相手の迷惑にならないかを考えて行動することが大切です。
彼女の重さに耐えきれなくなったときに、男性がとりがちな行動とは
好きという気持ちがあれば、多少の重さは我慢するという彼氏も多いでしょう。しかし彼女の重さに耐えられなくなると、男性は以下のような対応をしがちです。
- 彼女に「重い」と指摘する
- 距離を置く、会う頻度が減る
- 別れを切り出す
彼氏の気持ちが離れて別れるという最悪な結末になることを防ぐためにも、以下のような対応をされる前に性格や行動を見直したいものです。
彼女に「重い」と指摘する
男性側が「重い」と指摘してくるということは、今まで多少なりとも我慢していたものの、我慢の限界に達して指摘してきたという場合が多いでしょう。
彼女の言動が客観的に重いか重くないかは置いておいて、彼氏が「重い」と感じたことは事実なので、彼女側としては、まずは「そうだったんだ、今まで嫌な思いをさせてごめんね」と謝ることをおすすめします。その上で、何が重いのかを確認し、改善すべき点は改善する努力をしましょう。
「重い」と指摘され、逆ギレするような行動は避けましょう。なぜなら、逆ギレすると状況がさらに悪化する可能性が高いからです。お互いに冷静に話し合う時間を設けましょう。
距離を置く、会う頻度を減らす
彼氏から、距離を置く、会う頻度を減らすといった対応をされることもあります。確かに、一度お互いが冷静になるために、距離を置くことは良いこととも言えます。
このとき、いつもの調子でしつこく連絡をしたり、返事を催促したりすると、余計に相手を追い込むことになりかねません。会えない間に自分の何がダメだったのかを考え直し、お互いが冷静になったタイミングで直接会って話し合う機会を設けましょう。
別れを切り出す
彼氏側が、「もう我慢できない」「もう一緒にいられない」と思ったことから、別れを切り出すということもあるでしょう。
別れを切り出すということは、相当な覚悟を持っています。話し合って再度関係を構築できる可能性もないわけではないですが、かなり難しいと言えるでしょう。
自分自身が重い彼女になっていたときの対処法
ここからは、自分が「重い彼女なのでは?」と心配な女性向けに、重い彼女と思われないためのポイントを解説します。
彼氏が我慢の限界を迎える前に、以下のポイントを実践して重い彼女を卒業しましょう。
趣味を持つ
一つ目のポイントとして、趣味を持つことをおすすめします。なぜなら、趣味を持つことで彼への依存心が弱まることが期待できるからです。
重い彼女は、彼への依存心が強く、自分の自由な時間や思いを全て、彼氏に向けてしまいます。趣味を持って他に関心を向けることで、彼に依存しすぎなくなるでしょう。また、好きなことに打ち込む時間が、前向きな気分を呼び、自分の新たな魅力も引き出してくれるかもしれません。
自律することを心掛ける
重い彼女を脱するためには、自分の気持ちをコントロールして、自律することを心掛けましょう。気持ちが不安定で、いつも感情を爆発させていては、相手を疲れさせてしまいます。
気持ちを安定させるには、自分磨きなどをして、自分に自信を持つこともおすすめです。
相手の事情を理解する
相手の事情を理解しようとすることも大切です。
例えば仕事で異性と関わることがあることや、どのような生活リズムを送っているのかを理解しましょう。相手の事情を理解することで、異性と接しただけで怒ったり、時間を気にせず行動したりといった言動が改善できるはずです。
彼氏の反応を見逃さない
彼氏の反応を見逃さないことも大切です。なぜなら、彼氏の反応で重いと感じさせているか否かがわかることがあるからです。
あなたが何かのアクションを起こした時に、彼氏の態度が冷たかったり反応が薄すぎたりする場合、彼氏は嫌な気持ちになっているのかもしれません。また同じ言動を繰り返さないように、相手の反応を逃さないことは大切です。
元々は他人であることを忘れない
恋人同士でどんなに仲が良くても、元々は他人であることを忘れてはいけません。
他人である以上、お互いに理解し合えないことや伝わらない感情があります。そのため、「彼ならわかってくれる」と思い込むのではなく、何かあれば話し合う機会を設けるようにしましょう。
相手への気持ちや言動が重すぎることの無いようにしよう
彼氏に対する気持ちが強いあまり、知らぬ間に重い彼女になっていることがあります。重い彼女になって彼の気持ちが離れないように、自分の重さを理解し、改善すべき点は改善する努力をしましょう。
また自分の彼女が重いことに悩んでいる場合は、まずはその特徴から、彼女の気持ちを理解できるよう試みましょう。そして、自分が我慢の限界を迎える前に、改善に向けて話し合ってみることが大切です。