リスクモンスターは3月28日、第1回「オンライン社内会議における内職の実態」調査結果を発表した。調査は2022年12月12日〜14日、20歳〜59歳の男女800人を対象に行われたもの。

  • あなたは、オンライン社内会議で内職をしていますか?

まず、オンライン会議中における内職の実施の有無について聞いたところ、37.5%が「内職している」と回答した。

男女別で見ると、男女ともに「内職している」が約4割となっているが、男性は39.8%で、女性の35.3%よりやや高い結果。企業規模別では、企業規模が小さくなるにつれて「内職している」が高まる傾向にあり、零細企業では4割超となっている。

オフライン(対面)での会議における内職の実施の有無については、「内職している」は14.6%と15%に満たず、オンライン会議での内職実施率の高さが際立つ結果となっている。

次に、1カ月のうちに参加するオンライン社内会議の回数とその総時間を調査し、内職の実施状況との相関性を集計してみた。すると、会議回数が多いほど「内職している」が高い傾向にある事が分かった。

  • あなたが1か月のうちに参加するオンライン社内会議の平均回数と総会議時間を教えてください。

1カ月の会議回数が5回以上では、「内職している」が半数を超えており、1回(26.1%)と8回以上(54.7%)を比較すると、約30の差となっている

総会議時間に着目すると、「90分以下」では「内職している」が2割〜3割であるのに対し、「91分以上」では「内職している」は42.0%で4割を上回る結果となった。

オンライン社内会議で内職をしている人に対し、内職を行う理由を尋ねてみた。すると、「会議の内容が自身の業務に関係ない」は48.3%で最多となり、次いで「会議時間が長い」が46.3%で続いた。

  • あなたが内職を行う理由を教えてください。

男女別で見ると、男性では「会議内容が自身の業務に関係ない」が52.2%で最多となっているのに対し、女性では「会議時間が長い」が46.1%で最も多くなっている。

企業規模別では、「零細企業」や「中小企業」においては「会議時間が長い」が最多となっている。「中堅企業」では「発言する機会が少ない」、「大企業」では「会議内容が自身の業務に関係ない」が最も多い。

また、役職別で見ると、「役職なし」と「管理職(課長以上)」では全体と同様の傾向が表れているが、「主任・係長」では「会議時間が長い」(52.5%)が半数超で最多となっている。