切れ味が鈍ってきたら刃先を折って使うタイプのカッターナイフ、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。

今や世界中で使われている「折る刃式カッターナイフ」が日本発祥だって、知ってましたか?

折る刃式カッターナイフのパイオニア、オルファ【公式】(@olfa_official)が披露した“巨大なアレ”に注目が集まっています。

えっ...なんかデカいの増えてる...。(@olfa_officialより引用)

  • (@olfa_officialより引用)

この投稿に対し、Twitterユーザーからは「スゴすぎ!どんだけ大きいんですか!」巨人族からの特注品?w」と、驚きの声が続出。「愛用してます」「左 いつもお世話になっています。右 誰?」など、「右の製品はあまり見覚えがない」という声も寄せられました。

カッターナイフをはじめとした刃物手道具の製造販売を行っているオルファは、1956年に世界で初めて「折る刃式カッターナイフ」を発明した岡田良男氏が創業した会社。写真左がその「折る刃式カッターナイフ」です。

そして、「誰?」という声もあった写真右の製品が、布などの柔らかい素材を切るための「ロータリカッター」。こちらも、オルファが 1979 年に世界で初めて発明した製品なのだそうです。

今回Twitterで注目を集めた巨大なカッターは、どんな目的で作られたのでしょうか。オルファ【公式】の「中の人」に聞いてみました。

巨大カッター、投稿者に聞いてみた

――大きな折る刃式カッターと、ロータリーカッター、作られたきっかけを教えてください。

展示会やイベントで製品をアピールするために作りました。ただ、最近作ったわけではなく、以前から活躍してくれている模型です。

ツイートで「増えてる」と投稿していますが、普段弊社の玄関に飾っている「大きな折る刃式カッターナイフ」を最近修理に出して戻って来たところでした。

さらに、そこに大きなロータリーカッターがいつの間にか加わっていたんです。それまで大きなロータリーカッターは、普段はあまり人の目に触れないところにありました。

――そういった経緯で「増えてる」ということだったのですね。折る刃式とロータリーカッター、オルファ製品の特長は?

弊社製品は切れ味・使いやすさ・耐久性にこだわっています。折る刃式カッターナイフは、切れ味が鈍ってきたら、刃を折ることで切れ味をよみがえらせることができるのが特長です。

一方、ロータリーカッターは、折る刃式カッターナイフでは切りにくい布地やフィルムを切ることに適しています。

――折る刃式カッターナイフは、週始めに刃の状態をチェックして、欠けがあったり、切れにくかったりしたら、ポキッと刃を折って切れ味を復活させるといいそうですよ。

――今回、大きな反響が寄せられたことについて、率直なご感想をお聞かせください。

大きなカッターの模型にここまで反響があるとは思っていなかったので、大変驚いております。この模型は展示会やイベントに持っていくことがありますので、ぜひその機会には実物を見に来てください!


2つの「世界初」を誇るオルファ。普段何気なく使っていたものがそんな画期的なものだったなんて……。今後カッターを使うときはなんだか嬉しくなってしまいそうです。