ルームクリップは3月10日、「節電」に関する調査結果を発表した。調査は、住生活の領域に特化したソーシャルプラットフォーム「RoomClip」に寄せられた投稿・検索データ、および実際の投稿を元に、分析・集計を行った。
「節電」というワードを含むキーワードの検索率を、2021年12月と2022年12月で比べたところ、15倍に急増していることが分かった。。
グラフからは、2022年9月頃から燃料調整単価の上昇が目立ちはじめ、今も継続。さらに、電力大手7社からは2023年4月以降、家庭向け電気の規制料金値上げが申請されるなど、電気代の著しい高騰が話題となっている中、わずか数ヶ月で、さまざまな対策を実行している生活者の様子が見て取れた。
また、2021年11月~2022年1月までと、2022年11月~2023年1月までの期間に分けて「エアコン」を含む全コメントをテキストマイニングし、ワードクラウドで出力したところ(上図)、大きめに表示されている文字と青色の文字に注目することで、「エアコン」にまつわる主な話題が見え、2022年11月からの3ヶ月で、2021年には登場していなかった「電気代」というキーワードが目立つように。さらに、この結果と連動するように「電気代」というキーワードを含むタグの種類も、この3ヶ月で増えていることが見てとれた。
続いて、「節電」というワードを含むキーワードについても集計したところ、今、改めて「断熱」が注目を集めていることが分かった。2020年以前は主に新築やリフォームに関する話題とともに投稿されることの多かった「断熱」というキーワードが、2022年以降「冷気」「寒さ」や「窓」「カーテン」「DIY」など、寒さ対策に関連する話題として登場することが多くなっており、その検索率は昨年比2.6倍に。こちらも「節電」同様、2022年12月から急増している。