一度は参加の返事をした飲み会に行けなくなってしまったとき、関係性を壊さないためにも断る際は上手く伝えたいですよね。本記事では、一度行くと言った飲み会の上手な断り方や相手別の例文を紹介します。また、やってはいけないNGな断り方もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一度行くと言った飲み会の断り方
参加すると言った飲み会を上手く断るには、納得してもらえる理由を相手に伝えることが大切。納得してもらいやすい理由とは、一般的に飲み会よりも優先順位が高いと思われていることです。具体的にどのようなものが挙げられるか紹介していきます。
家庭の都合で行けなくなった
職場の飲み会の場合、家庭はプライベートな領域であり、簡単に踏み込めません。そのため「家庭の都合」であれば、飲み会を断る理由として納得してもらいやすいでしょう。
特に子どもや家族の体調不良は、いつでも起こりえることで、仕方のないことです。「子どもが熱を出したから」「家族の体調が悪いから」などの理由なら、相手に納得してもらえます。
体調が悪い
「体調が悪い」というのも納得してもらいやすい理由の一つです。体調が悪い人を無理やり飲み会に連れて行こうとする人はあまりいません。
伝える際は、ただ体調が悪いとだけ伝えるのではなく。「頭が痛い」や「お腹が痛い」など、なるべく具体的に伝えるといいでしょう。
仕事が終わらない
「仕事が終わらない」という理由も、飲み会の欠席理由としては理解してもらいやすいといえます。
社会人であれば「急に期限の短い仕事を振られてしまった」「急に残業を頼まれてしまった」という経験が誰しもあるはず。飲み会よりも仕事を優先させるのは普通のことなので、マイナスな評価にもなりにくいでしょう。
お金がない
通常、飲み会に参加するためには数千円の費用がかかります。決して安い金額ではありません。そのため、費用の負担が厳しいことを理由に飲み会に参加できなくなった、というのも断り方の一つとして使えるでしょう。
例えば、予想外の出費があり飲み会代を払えそうにない、といった理由であれば納得してもらいやすいはずです。ただし、お金がないことを理由に断った場合、相手が「それならおごるよ」と言ってくる可能性もあることを頭に入れておきましょう。
別の日時を提案する
本当は参加したかったのに行けなくなったという飲み会であれば、自分から別の日時を提案するのもいいでしょう。行く意思はあるというのを暗に伝えることで、相手を嫌な気持ちにさせることなく上手に断れます。
ただし、その場しのぎのために使うのは避けてください。行けもしない日程を提案し、次回も断ってしまうようでは、口先だけの人と思われて信用を失ってしまいます。
一度行くと言った飲み会を断るときの例文【相手別】
ここでは、一度行くと言った飲み会を断りたいときに使える例文を上司、同僚、友人、の相手別に紹介します。
会社の上司との飲み会の場合
【例文】
本日の飲み会ですが、子どもが熱を出してしまったため、参加できなくなってしまいました。急で大変申し訳ありません。また機会があれば、ぜひお誘いいただけるとうれしく思います。
【例文】
午後から急な腹痛で体調が優れないため、本日の飲み会は欠席とさせていただきます。急な欠席でご迷惑をおかけして申し訳ありません。○○部長とお話できるのを楽しみにしていたのでとても残念ですが、次回参加した際にはまたたくさんお話できるとうれしいです。
断る際は、欠席する理由を明確に伝えたうえで、急な欠席となることに対してお詫びの言葉を添えましょう。さらに、上司に対しては「また誘ってほしい」や「残念だ」といった言葉も添えると好印象です。もちろん無理やり入れる必要はありませんが、少しでもポジティブな印象を持ってもらいたい場合は添えてみてください。
会社の同僚との飲み会の場合
【例文】
今月予想外の出費があり、飲み会代の捻出が厳しくなってしまったので、今回は参加できなくなりました。急で申し訳ないです。次回は必ず参加したいと思うので、またよろしくお願いします!
【例文】
来週の飲み会ですが、急なアポが入ってしまい参加できなくなってしまいました。せっかく企画してくれたのにごめんなさい。今度は私が企画して店選びもするので、また飲みに行きましょう!
同僚の場合には、上記のようにもう少しカジュアルな文章でもOKです。また、次回はこちらで企画するといった旨を添えるのもいいでしょう。
友人との飲み会の場合
【例文】
今日の飲み会ですが、明日の朝までに終わらせなければならない仕事が急遽入ってしまったため、参加できなくなりました。急なキャンセルになってしまい本当にごめんなさい。みんなにも会いたかったのですごく残念です。次回は必ず参加します!
【例文】
本日、朝から頭痛がひどく体調が優れないので、飲み会は不参加とさせてください。急で本当にごめんなさい。せっかく誘ってくれたのに申し訳ないです。次回は絶対参加したいので、またぜひ誘ってください!
友人の場合も、不参加の理由やお詫びの言葉は入れましょう。ただし、堅苦しい文章だと冷たい印象を与える可能性があるので、なるべくカジュアルにするのがおすすめです。
一度行くと言った飲み会のやってはいけないNGな断り方
一度行くと言った飲み会を断るのであれば、できるだけ相手に不快な思いをさせないよう、丁寧な対応を心がけましょう。ここでは、やってはいけないNGな断り方をご紹介します。
すぐにばれる嘘をつく
体調不良を理由に飲み会を断ったのに、全く体調が悪そうに見えない。
お金がないからと飲み会を断ったのに、他の飲み会には頻繁に出ている。
このように、あからさまに矛盾した言動は嘘だとばれてしまいます。すぐにばれる嘘をつくと信用を失くしてしまうので注意してください。本当の理由以外で断る場合は、慎重に行動しましょう。
嫌そうに断る
本当は参加したくなかったのに断れずに参加すると言ってしまった、ということもあるでしょう。このようなケースでは、断る際に自分の気持ちが態度に出てしまわないように注意が必要です。
一度参加すると言った飲み会を断ると、予約人数の変更など相手に手間をかけてしまいます。それにもかかわらず、あからさまに嫌な顔をして断れば、相手は不快な気持ちになるはずです。
断るときは、嫌な気持ちを態度に出さないよう気をつけつつ、迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちをしっかり伝えましょう。
理由を言わない
一度行くと言った飲み会を断るときは、理由をきちんと伝えましょう。理由もなしに断ると、相手に不快な思いをさせてしまいます。事細かに説明する必要はありません。「家庭の事情で」「体調不良で」のように、ざっくりで大丈夫なので、きちんと伝えることが大切です。
連絡せずに当日ドタキャン
飲み会に一度は行くと言った手前、キャンセルしたいとは言い出しにくいものです。しかし、だからといって連絡なしで欠席することだけは絶対にやめましょう。このような行動は信用を大きく失ってしまいます。
また、飲食店の予約は当日キャンセルの場合キャンセル料をとるケースが多いです。飲み会に参加しなくても料金が発生してしまう場合は、その代金を誰が負担するのかについても話し合った方がよいでしょう。
一度行くと言った飲み会を断る際は丁寧に
原則、一度行くと言った飲み会には参加しましょう。急なキャンセルは、飲み会を手配する人やお店に迷惑がかかります。
ただし、予定の変更や急なトラブルによって、断らなければならない状況もあるはず。そのようなときには、行けなくなった理由と迷惑をかけてしまうことへの謝罪の言葉をセットにして断りましょう。
また、断る場合は、できる限り早く伝えることも大切です。信用を失わないよう、誠実で丁寧な対応を心がけてください。