オカダヤが運営するランジェリー事業部アンテシュクレが、産前産後も使えるマタニティブラ「バストととのうおくるみブラ」をリリースした。

開発に携わったのは、出産によって大きく変わるバストの変化を経験したママでもある2名の企画開発スタッフ。妊娠中のスタッフが、企画に携わるママスタッフに、「下着専門店で働いているのに、どんなマタニティブラを選んだら良いのかわからない。着け心地に納得のいくものを見つけられない。」と相談したことが開発の発端となった。

市場にたくさんのマタニティブラはあるものの、バストの大きさの変化に対応できなかったり、シルエットが美しくなかったり、そして産後は授乳がしにくかったりと、相談を受けたママスタッフ自身も実は困っていたことを思い出したという。この何気ない会話から、マタニティ期の下着にまつわる悩みを解消できずにいる当事者が多くいることを改めて認識。2年以上の歳月をかけて「バストととのうおくるみブラ」を開発した。

コンセプトは「らくなのにきちんと感もある 赤ちゃんとママが嬉しいカシュクール型マタニティブラ」。妊娠期から授乳期までのママはたくさんの課題をかかえている。

妊娠期は、大きくなっていくバストや体調に合わせて、都度下着を換えていかなければならない。また、もともとのバストの大きさによっては妊娠によるサイズアップで対応サイズがない。さらにマタニティブラはシルエットは二の次で、バストが下がって見えたり広がったりする……これらは「ママになっても美しくありたい」と願う女性には、大きな悩みの種となっている。

産後の授乳期には、「おなかがすいて泣いてしまう赤ちゃんにもたつかずにさっと授乳をしてあげたい」という赤ちゃん最優先の課題が浮上。それを叶えるには、片手で赤ちゃんを抱っこしながらでも「授乳がしやすく、授乳後は簡単に元の着用状態に戻ること」が重要だが、実際には片手ではうまくできないことが多いのが現実。そうした産前産後の課題を解決するため、3つのポイントにこだわった。

ひとつめは「ラク」であること。高い伸縮性でバストの変化にも対応し、しめつけ感なくラクな着け心地で、アジャスターやフックなしで、寝るときにつけてもストレスフリー、さらにカシュクール型で片手でもさっとめくれて授乳しやすい。

ふたつめは「きちんと感」。内臓されたパワーネットでサイドすっきり広がりにくく美しいシルエットを実現。内臓された肌なじみのよい丸パッドとパワーネットでバストトップの位置が整い、バック部分と脇部分を幅広設計にし、背中の段差も軽減、後ろ姿もすっきり見える。

みっつめは「赤ちゃんが嬉しい」こと。ママが片手でもさっと胸を出せるので、もたつかずにスムーズに授乳ができ、肌に優しいやわらか綿混素材を使用した。

産前から産後までは、個人差はあるが、一般的にバストサイズが2カップ程度、アンダーバストも7㎝程度大きくなる。「おくるみブラ」は伸縮性の良さにもこだわり、産前産後のサイズの変化に対応。バストトップ86~115㎝まで対応できるなサイズ展開で、あらゆる体型にフィットするようにしたという。価格はL(ut)~LLサイズ4,510円、3L(ut)~4L(ut)サイズ4,950円。