「国際女性デー」は、女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指すために制定された日です。国際婦人年に当たる1975年に、国連が3月8日を「国際女性の日」と定めました。国、民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性が達成してきた成果を認識する日であり、この日を祝日とする国は、ネパール、カンボジア、キューバなど世界で25カ国以上あります。

イタリアは男性から女性、女性同士でもミモザを贈り合う

そんな国際女性デーに、花を贈る習慣が広まっている国々があります。贈る花の種類は決まっていませんが、中にはよく贈られる花の種類が定着している国もあります。

たとえばイタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、もともと男性が女性にミモザの花を贈る習慣がありました。「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とも呼ばれ、この時期に開花するミモザが、イタリアの国際女性デーのシンボルとなったそう。

この日には、母親や祖母、妻、友人、会社の同僚など、身近な女性たちに感謝を込めて、“幸福の象徴”でもあるミモザが贈られます。女性が互いにミモザを贈り合うこともあり、この季節には街中あちこちでミモザ色であふれます。

またポーランドでは贈る花として、チューリップがよく選ばれています。妻や恋人だけでなく同僚や友人にも贈る男性が多く、街中では花を持った男性をあちこちで見かけるのだとか。

ちなみにベトナムでは3月8日だけでなく、10月20日も女性デーとなっています。3月と区別するために10月20日は「ベトナム女性デー」と呼ばれています。この日もやはり男性から女性にプレゼントを贈る習慣があり、お花は定番で中でもバラが人気なのだそう。

日本でも近年は「国際女性デー」が広く認知されるようになり、各地でイベントなどが執り行われていますよね。黄色をシンボルカラーとして行われることが多いようです。

国際女性デーは、春の花が出回る頃

この時期は、色とりどりの春のお花がたくさん出回るので、贈り物にもぴったり。チューリップやラナンキュラスは春のお花の代表ともいえる存在です。また、スイートピーやフリージアなどは香りが強く、飾るとお部屋全体が良い香りに包まれるので、ギフトはもちろん、ご自宅での癒しにもおすすめですよ。