SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)』は2月22日、「Z世代の仕事に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は1月、一都三県の18~26歳のZ世代411名を対象にインターネットで実施した。
仕事上でのコミュニケーションについて、社内の人とプライベートな話を共有したいか答えると、「共有したい」が42.6%、「共有する必要はない」が57.5%と意見が分かれた。会社の中で、Instagramアカウントを交換している相手について聞くと、「誰とも交換していない」(42.6%)が最も多く、「同じ部署の同期・同世代の同僚」(20.0%)に続いた。
業務上での絵文字の使用は、42.1%が「社内でのやり取りで気軽に使用したい」、29.2%が「感情やニュアンスが伝わりやすく便利」、21.7%が「上司に積極的に使って欲しい」と答え、好意的な意見が多かった。理想の上司像では、「わかりやすい言葉で説明してくれる」(53.3%)、「丁寧に教えてくれる」(46.7%)、「気軽に相談しやすい」(45.3%)がTOP3だった。
仕事の評価方法については「大勢の前で褒められたい」(38.7%)よりも、「大勢の前では褒められたくない(個人的に褒めて欲しい)」 (61.3%)の方が多かった。
働くZ世代が勤務先について特に「古い」「遅れている」と感じることを聞くと、「IT環境・電子機器関連(機器の古さ、対応の遅さなど)」(31.9%)が最も多く、「業務の電子化(ハンコ・経費・書類申請など)」(27.0%)、「働き方(リモートワーク・労働時間など)」(22.4%)と続いた。
理想の職場について聞くと、59.9%が「休み・有休が取りやすい」、56.2%が「給料が多い/仕事に見合った報酬」、53.3%が「プライベートの時間も確保できる・残業が少ない」と答えた。理想の働き方では、「好きなことでお金を稼ぐ」(38.9%)が最も多く、「場所にとらわれずに働ける」(38.7%)、「週休3日制」(34.3%)と続いている。
将来的にどこまで出世したいと考えるか聞くと、最も多かったのが「出世したいと思わない」(27.0%)で、次いで「チームのプロジェクトやリーダー・主任」(12.9%)だった。出世したくない理由の1位は「責任が重くなるから」(56.5%)、2位は「プライベートを重視したいから」(39.9%)、3位は「仕事量と給料が釣り合わないから」(34.5%)だった。