2022年に引き続き、今年もさまざまな商品・サービスが値上げされています。特に2月には、4,000以上もの品目が値上げとなりました。この3月は、2月ほどは多くありませんが、1,800品目以上の値上げが予定されています。

では、何がどのくらい高くなるのでしょうか。今回は、2023年3月に値上げされる食品やサービスをまとめました。

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■2023年3月に値上げする食品、サービスをチェック

2023年3月には、1,837品目の値上げが控えています。どのようなものが値上げとなるのか確認してみましょう。

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<食品>

・オリーブ油、ごま油など

日清オイリオでは、3月1日納入分より家庭用、業務用のオリーブオイル、ごま油、こめ油、べに花油、ひまわり油、グレープシードオイル、MCTオイル等の食用油の販売価格を5~47%値上げします。

・冷凍食品など

ニップンは、3月1日納品分より、家庭用冷凍食品(一部除く)の出荷価格を約3~13%値上げします。対象となる商品は、「オーマイプレミアム 彩々野菜 ペペロンチーノ」や「ニップン よくばり御膳 五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」など60品です。

日清食品冷凍は、3月1日納品分から、冷凍麺製品の出荷価格を約6~20%アップします。対象商品は、「冷凍 日清スパ王プレミアム 海老のトマトクリーム」など、冷凍麺(ラーメン、焼きそば、パスタ、和風麺など)の一部です。

日清食品チルドでは、3月1日納品分より、チルド麺のメーカー希望小売価格を約7~17%値上げします。対象となるのは、「行列のできる店のラーメン こってり醤油  2人前」などほぼ全商品にあたる106品目です。

・ちくわ、魚肉ソーセージなど

ニッスイでは、3月1日納品分より、「活(いき)ちくわ」「海からサラダフレーク」「おさかなのソーセージ」など家庭用すり身製品63品の出荷価格を、約8~30%値上げします。

はごろもフーズでは、3月1日出荷分より、「シャキッと! コーン」など家庭用総菜29品の参考小売価格(税抜)を8.3~22.7%、「朝からフルーツ」など家庭用デザート37品の参考小売価格(税抜)を7.1~21.7%値上げします。

・調味料など

キッコーマンでは、3月1日納品分より、「デルモンテブランドのトマト調味料・飲料・オリーブオイル」および「キッコーマンブランドのソース」の価格改定を行います。

デルモンテトマト調味料(トマトケチャップ、トマトソース等)41アイテムは 約12~22%、デルモンテ飲料(トマトジュース、野菜ジュース、果汁飲料等)47アイテムは 約10~24%、キッコーマンソース(ウスターソース、中濃ソース、とんかつソース)5アイテムは約7~8%、希望小売価格を引き上げます。

※デルモンテオリーブオイルはオープン価格

ミツカンでは、3月1日出荷分より、一部のぽん酢商品を値上げします。家庭用ぽん酢は参考小売価格(税別)が約5~14%上がり、「味ぽん」(600ml)は426円から468円になります。

・チーズ

ベルジャポンでは、3月1日より、「キリ クリーミーポーション 3アイテム」「キリ クリーミースプレッド 」などについて、価格を約6~13%引き上げます。

・飲料

ネスレ日本では、3月1日納品分より、一部の飲料製品、菓子製品、調味料製品の価格を改定します。希望小売価格(税込)での価格改定の上昇幅は、飲料製品で約10~25%、菓子製品で約9~13%、調味料製品で約7~10%です。

これにより、たとえば「ネスカフェ エクセラ ふわラテ」(26P)は544円から654円になります。

・アイス、菓子

不二家では、3月1日出荷分より順次、「カントリーマアム」「ホームパイ」など菓子製品28品を約6~15%値上げします。なお、「ミルキー」などについては、価格を据え置き内容量を減らす「実質値上げ」が行われます。

森永製菓では、3月1日出荷分より、「チョコボール」「チョコモナカジャンボ」など菓子やアイスなど93品を3~21.2%値上げします。「パックンチョ」などについては、内容量が減る実質値上げとなります。

ロッテでは、3月1日出荷分より、市販用アイスの希望小売価格を6.6%~28.5%値上げします。これにより、「爽」「雪見だいふく」などは、162円から172円になります。

小池屋では、3月27日より「ポテトチップス のり塩」などスナック菓子17品目について、約3~10%の値上げを行います。また、一部商品については、内容量を減らしたリニューアルを実施します。

<サービス>

・iPhoneのバッテリー交換

Appleでは、3月1日より、iPhone14より前の全てのモデルのiPhoneについて、バッテリー交換料金が3,000円値上げとなります。また、一部のiPadや全てのモデルのMac Book Airなどのバッテリー交換も値上げします。

・鉄道

JR東日本では、3月18日発売分より、山手線など首都圏のきっぷとIC運賃が10円値上げします。また、通勤定期券は、1カ月280円、3カ月790円、6カ月1,420円の値上げです。

東京メトロでは、3月より、運賃を10円値上げします。これにより、きっぷの初乗り運賃は170円から180円へ、ICの初乗り運賃は168円から178円になります。また、通勤定期券については、1カ月370円、3カ月1,050円または1,060円、6カ月1,990円または2,000円値上げします。

東急電鉄では、3月18日より、子どもの国線を除く7路線で、通学定期券以外の運賃を12.9%値上げします。これにより、きっぷの初乗り運賃は130円から140円へ、ICの初乗り運賃は126円から140円になります。

■買い物の際にも工夫が求められる

最近は、毎月恒例となっている値上げのニュース。3月は2月ほど多くの値上げは行われませんが、なじみのある商品の値上げが目につきます。

買い物の際、「必要なものを必要な分だけ買う工夫」が、ますます求められそうですね。