東京都交通局は、都営三田線の列車に2月26日から「子育て応援スペース」を導入すると発表した。都営大江戸線、都営新宿線、都営浅草線ですでに設置しており、都営三田線への導入により、都営地下鉄の全4路線で設置されることになる。
「子育て応援スペース」は、小さなこども連れのほか、お年寄りや車いす利用者らが乗車した際、利用することを想定したスペース。都営三田線の「子育て応援スペース」は、8両編成の6500形で運転される列車において、7編成を対象に3・6号車のフリースペースに設置される。
7編成のうち3編成はミッフィーなどのキャラクターで有名なディック・ブルーナ氏のイラストで装飾。インクルーシブに配慮し、車いすに乗った女の子「ロッテ」や、片耳が垂れているウサギ「ダーン」が登場する絵本を題材としたデザインを用いるという。残り4編成は「きかんしゃトーマス」のデザインとする。
都営三田線での「子育て応援スペース」導入に合わせ、2月28日から都営交通アプリにおいて、同スペースを設けた列車の走行位置を表示する機能を新たに追加する。