中川政七商店はこのほど、スタジオジブリとの初のコラボレーション商品全25種を企画。3月1日より、オンラインショップおよび全国の直営店にて発売するとともに、商品全種やものづくりの背景を紹介する店頭企画「ジブリと、工芸」を、中川政七商店渋谷店にて開催する。
今回のコラボレーション、第一弾は、宮﨑駿監督作品として1988年に公開されたアニメーション映画『となりのトトロ』。
トトロの棲むくすの木であつらえた「手彫り人形」や、宝物たちを集めて飾れる蒐集道具「どんぐり皿」「一輪挿し」、トトロが子どもたちの冒険を見守っているような「注染Tシャツ」「お守り鈴」など、物語の舞台「トトロの森」を感じられるコラボレーション商品全25種が誕生する。
3月1日より、中川政七商店オンラインショップ(全商品)、および中川政七商店 直営店39店舗(一部商品除く)で販売されるほか、中川政七商店 渋谷店では、コラボレーション商品全種やものづくりの背景を紹介する店頭企画「ジブリと、工芸」も開催される。
なお、多くの方が購入できるよう、1人各3点まで購入可能となっている。ただし、ふきんのみ各10点まで。
コラボレーション商品を紹介
「井波彫刻 くすの木のトトロ」は、一刀一刀、丁寧に彫り出され、子どもたちをそっと見守るようなやさしいまなざしが印象的な彫刻のトトロ。富山県南砺市井波地区に伝わる井波彫刻を受け継ぐ木彫と漆の工房「トモル工房」の主宰・田中孝明氏が、50種類以上のノミを使い分け、頭の上の葉っぱから毛並みまで、全て、トトロが棲む1本の「くすの木」で彫り上げられている。
大きく立派に育つことで知られ、古くから御神木として大切にされてきたくすの木。節句人形のように、子どもや家族の健やかな成長を願って飾って楽しむほか、防虫効果や、自然本来のもつ香りを楽しむこともできるという。
価格は33万円。なお、同商品は少量生産のため、オンラインショップのみでの抽選販売となっている。実物は渋谷店に展示される。
自然の中でみつける、どんぐりや草花、小石。そんなあれこれを、宝物のように集めて飾れる蒐集道具が登場。
まずは、富山県八尾(やつお)町で八尾型染め和紙を作る桂樹舎と作った型染宝箱「八尾和紙の型染宝箱(トトロ、マックロクロスケ)」。トトロやマックロクロスケが一つひとつ刷毛で塗り描かれている。価格は各5,940円。
「どんぐり皿」は、美濃・瀬戸・有田の3つの産地で作られた3種を用意。豆皿より少し大きめの絶妙なサイズ感で、食卓はもちろん、インテリアとして楽しむことができる。ラインナップは、「美濃焼のどんぐり皿(トトロ、中小トトロ、マックロクロスケ)」「瀬戸焼のどんぐり皿(トトロ、中トトロ、ネコバス)」「有田焼のどんぐり皿(トトロ、中小トトロ、ネコバス)」で、価格は各2,200円。
「肥前吉田焼の一輪挿し(トトロ、中小トトロ、マックロクロスケ)」は、佐賀県の工芸品・肥前吉田焼で作られた、わずか5cmほどの愛らしいサイズの一輪挿し。価格は各4,180円。
すてきな冒険へと飛び出した日。そんな好奇心を、トトロたちが見守っているような道具として、走るたびにカラコロと鳴るお守り鈴や、勢いのままに着られる裏表がないTシャツ、元気いっぱいの汗を拭うてぬぐいハンカチなど、探険の相棒も用意されている。
まずは、室町時代から続く小田原鋳物の伝統を受け継ぐ「柏木美術鋳物研究所」と作りあげられた「小田原鋳物のお守り鈴(トトロ真鍮、トトロ黒)」。リーンと高く澄んだ中に混ざる、カラコロとやさしい音。余韻のある音色が、ちいさな安らぎをもたらしてくれる。価格は各1,980円。
「裏表がない注染Tシャツ(トトロ、マックロクロスケ)」は、日本の伝統技術「注染」の特徴を活かしたTシャツ。裏表がないため裏返しで脱いでもそのまま着ることができる。価格は各5,500円。なお、同商品のみ3月3日以降順次発売となる。
同じく「注染」を生かした「てぬぐいハンカチ(オープニング、エンディング)」には、「となりのトトロ」のオープニングとエンディングをモチーフに採用。価格は各880円。
また、映画のワンシーンから抜け出したような「となりのトトロ」のキャラクターたちのかや織ふきんも登場。価格は、「となりのトトロ花ふきん(トトロ)」が1,320円、「となりのトトロふきん(トトロ、中小トトロ、ネコバス)」が各550円となっている。
※価格は全て税込み。