エン・ジャパンは2月14日、「新型コロナ後の企業選びの軸」に関する調査結果を発表した。同調査は2022年12月26日~2023年2月1日、総合求人サイト「エン転職」の1万618名を対象に、インターネットで実施した。

  • コロナ禍を経験し、「企業選びの軸」は変わりましたか?(業種別)

コロナ禍を経験し、"企業選びの軸"は変わったか尋ねたところ、33%が「変わった」と回答した。業種別で見ると、「変わった」と回答した人が多い業種上位は「コンサルティング・士業」(43%)、「IT・通信・インターネット」(40%)だった。

コロナ禍を経験し、企業選びの軸が変わったと回答した人に、何を重視するようになったか聞くと、1位は「希望の働き方(テレワーク・副業など)ができるか」(51%)、2位は「希望の条件(勤務時間・休日休暇など)があるか」(32%)、3位は「業績が好調か」(24%)だった。

  • 「コロナ禍を経験し、企業選びの軸が変わった」と回答した方へ伺います。企業選びの軸で、特に何を重視するように変わりましたか?

「企業選びの軸」に合致するか、企業を知る上で一番参考になったものについて聞いた。1位は「転職サイト」(46%)、2位は「会社クチコミサイト」(23%)、3位は「企業ホームページ」(19%)だった。

  • 「企業選びの軸」に合致するか、企業を知る上で、一番参考になったものはどれですか?

企業のことを調べる中で、知りたくても自分で調べ切れなかった情報は何か聞くと、55%が「職場の雰囲気」と回答した。

  • 企業のことを知るためにやったことで、知りたくても自分で調べ切れなかった情報があれば教えてください

そのほか、調べ切れなかった企業の情報について自由回答で答えてもらったところ、「有給消化率100%と募集要項には書いてあったが、実際に勤めると100%会社に取得日を指定され、本当に自分が休みたい時に有給が使えない」「社員の定着率やリアルな昇給の実態はなかなか難しい」「リモートの面接だと、職場の雰囲気やトイレ・オフィスが汚いなど、具体的な環境がわかりにくい」などの声が挙げられた。