JR東日本東北本部は、山形新幹線のさらなる魅力向上とプロモーションのため、E3系1編成をシルバーカラーで運転すると発表。E3系2000番代のL65編成を懐かしのシルバーカラーに変更し、2月11日の上り「つばさ138号」から営業運転を開始した。
運行初日となった2月11日、上り「つばさ138号」(山形駅10時57分発・東京駅13時48分着)の発車に合わせ、山形駅で運転開始記念セレモニーも開催されたという。山形駅を発車した「つばさ138号」はほぼ定刻に運転され、13時30分すぎに都内を通過。沿線でシルバーカラーのE3系を待つ親子の姿も見られた。東京駅到着後、シルバーカラーのE3系は下り「つばさ141号」(東京駅14時0分発・新庄駅17時41分着)となって折り返した。
山形新幹線では、1992(平成4)年の開業時に登場した400系(現在は引退)からシルバーを基調としたカラーリングを採用しており、後に登場したE3系1000番代・2000番代にも受け継がれたが、2014年以降、深い紫色(山形県の県鳥「おしどり」がモチーフ)を基調としたカラーリングに順次変更。2016年までに山形新幹線用のE3系全編成で変更を終えたという。2024年春に運行開始する予定の新型車両E8系も、外観は「おしどりパープル」を基調としたカラーリングとなる。
今回、山形新幹線の魅力向上を目的に、約6年半ぶりに懐かしのシルバーカラーを復刻。当時の「つばさ」ロゴも再現し、シルバーカラーとなったE3系の車体側面に配置されている。