マスクに隠れた肌、ヒゲのケアは大丈夫? 美容やフェイスケアに対する意識の高いZ世代に向けて、新アイテムが登場した。2023年2月8日に発売の「フィリップス シェーバー5000Xシリーズ」だ。

  • 「フィリップス シェーバー5000Xシリーズ」

フィリップスが若者世代向け電動シェーバーを初開発

80年に及ぶ電動シェーバーの歴史を持つフィリップス。3ヘッドの特徴的なデザインのシェーバーは顔の輪郭にフィットし、剃り残しを低減することできれいな深剃りを実現する。肌に優しいことも特長だ。

幅広い年代からの絶大な支持を集めるというブランドであるが、今回注力したのがいわゆるZ世代と呼ばれる若者世代だ。フェイスケアにおいては経験も浅く、悩みも多いこの世代。カミソリからシェーバーへとまさに移行していく世代ともいえる。そんな彼らにとって、本製品が救世主となるかもしれない?

Z世代ニーズは「肌に優しい」と「時短=タイパ」

発売に先駆け行われた発表会では、フィリップス・ジャパン パーソナルヘルス事業部長の山田秀之氏と、同社コンシューマーマーケティング グループマネージャーの佐々木栄美氏による市場戦略と商品説明、さらに「Z世代座談会」が行われた。

  • パーソナルヘルス事業部長の山田秀之氏

座談会ではZ世代男性3人と世代評論家の牛窪恵氏らが座談会を開催。この世代の関心の1つは「ジェンダーレス美容」だ。

牛窪氏による考察では、美容に取り組むのに性別など関係なく、日常の一環となっている人は少なくない。おしゃれと身だしなみをわきまえ、周囲に迷惑をかけまいとする共通意識を持つ傾向があるとされる。

  • コンシューマーマーケティング グループマネージャーの佐々木栄美氏

続いてのキーワードは「タイパ」だ。牛窪氏によると、デジタルネイティブな彼らは効率よく時間を使うのが特徴。「ググるよりタグる」という言葉が象徴するように、イチから検索するのではなく、SNSでタグ登録した情報を効率よくチェックする傾向がある。

こうした効率の良さを求める反面、リラックスする時間も重要視するなど、オンオフのメリハリを利かせているのも特徴のようだ。

あふれる情報の中で、いかにタイパを向上させるかが大きなテーマになっているのだ。電動シェーバーへの潜在ニーズも、「肌への優しさ」「剃り残しが少ない」「短時間で剃れる」という点であり、ミドルエイジを中心とする「深剃り」ニーズとは一線を画すのだろう。

「5000Xシリーズは、美意識とタイパが叶うZ世代に優しいシェーバーだと思います」(Z世代ダイキさん)というコメントは印象的だ。

  • デート前、日々のケアなどを赤裸々に語るZ世代の皆さん

肌に優しくパッケージもプラフリー

「フィリップス シェーバー シリーズ」の特長をまとめてみよう。

まず、これまで上位機種にのみが採用していた「マイクロビーズコーティング」を取り入れたこと。非コーティング素材との比較で肌への負担を20%低減させた。また、肌荒れを起こしにくい「低アレルギー性サージカルステンレス刃」を用いることで肌への刺激も低減する。まさに肌への優しさへのダイレクトな訴求ポイントといえる。

  • マイクロビーズコーティングが施された360度可動のフレックスヘッド

さらに毎分5万5,000回ものカットを可能にする27枚刃を搭載し、自動研磨システムにより替え刃の交換サイクルも2年と耐久性も抜群。面倒なオイル差しの手間も不要だ。

出張や旅行、アウトドアでのお供にも負担の少ない161グラムと軽量。電源ボタン3秒間長押しでロック・解除に対応し、誤作動防止にも配慮されている。

スタイリッシュなデザインは、フィリップス電動シェーバー初の自立スタンドタイプ。スタンド不要なので、1人暮らしのコンパクトな洗面所でも置き場を選ばず衛生的に保管が可能だ。

  • USBで充電できる

環境に配慮した製品作りに注力するフィリップスらしく、パッケージにはプラスチックを一切使用していない。また、充電ポートは普及率の高いUSB Type-Aに対応させることで、電源アダプターを同梱せず、全体重量の軽量化も図っているのもポイントだろう。