クリーンエア・スカンジナビアは1月30日、「喫煙者の意識調査」の結果を発表した。同調査2022年11月7日~14日、20~40代の喫煙者男女計300人を対象にインターネットで実施した。

  • 1日の喫煙本数

喫煙歴を尋ねたところ、59%が「10年以上」と答えた。1日の喫煙本数で1番多かった回答は「4本~10本程度」(37%)であったが、「11本~15本程度」(23%)、「16本~20本程度」(18%)、「21本以上」(10%)と11本以上吸っている人は合わせると51%で過半数に達している。

おもにたばこを吸う場所は、「自宅」(243票)が最も多く、「職場」(169票)、「街中の喫煙スペース」(123票)と続いた。

たばこを吸う際に不便に感じることがあるか聞くと、71%が「ある」と答えた。理由は「喫煙できるスペースが限られているから」(172票)が最も多く、2位は「分煙ルールが厳しくなり、喫煙者として肩身が狭くなったから」(105票)、 3位は「指定の喫煙所まで出向くのに時間がかかるから」(94票)だった。

  • たばこを吸う際に不便に感じる理由

家庭や職場で分煙対策を行なっているか尋ねると、74%が「している」と答えた。方法は、「指定の場所(喫煙室、ベランダなど)以外では喫煙しないようにしている」(187票)、「喫煙の際には、オフィスや飲食店の分煙ブースを利用している」(87票)、「空気清浄機を活用している」(75票)となっている。

  • 家庭・職場における分煙対策

今のオフィスで喫煙室や分煙機が欲しいか尋ねたところ、39%が「すでに導入されている」、34%が「欲しい」と回答した。

新型コロナウイルス流行で喫煙環境に変化があったか聞くと、45%が「あった」と答えた。具体的な変化は、「最寄りの喫煙所が閉鎖されてしまった」(75票)、「喫煙場所を見つけるのが困難になった」(70票)、「喫煙所に人数制限が設けられ、利用しづらくなった」(63票)などが多かった。

  • コロナ禍における喫煙環境の変化

健康増進法の改正で喫煙環境に変化があったか尋ねると、39%が「あった」と回答した。具体的な変化は「飲食店や商業施設、ホテルが全面禁煙になり、不便を感じている」(75票)、「喫煙ルールが複雑になり、自由に喫煙ができなくなったと感じる」(54票)、「オフィス内に喫煙室や喫煙ブースが設置され、そこを利用するようになった」(50票)などだった。

将来的には禁煙したい、または本数を減らしたいと考えているか聞くと、 40%が「本数を減らしたい」、34%が「完全に禁煙したい」と答えた。「いいえ」は26%に留まった。

  • 将来的には禁煙したい、または本数を減らしたいと考えているか