UZUZは1月27日、20代の若者向けの就職・転職活動に関する実態調査の結果を発表した。調査は2022年12月9日〜2023年1月17日、既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女540人(既卒者:117名、第二新卒:423名)を対象に行われたもの。
まず、「リスキリング」という言葉を聞いたことがあるか聞いたところ、69.3%と約7割が「リスキリング」という言葉を「聞いたことがない」と回答。「聞いたことがあり、意味も理解している」という人は14.6%にとどまっている。
「DX」という言葉に関しては、就活中のZ世代の約6割が「聞いたことがある」(「聞いたことがあり、意味も理解している」27.2%、「聞いたことはあるが、意味は分からない」31.5%)と回答した。
就職・転職活動において「これはおかしい」と感じることがあると回答した人は52.2%であった。
その理由としては、「新卒で就活しないと不利になる」が20.6%で最多となり、以下「全員同じ見た目(黒髪やリクルートスーツなど)」が19.0%、「独特なマナーが多い」が15.0%で続いた。
現在の就職活動の状況について尋ねてみると、苦労している人は既卒・第二新卒(在職中)において約3割ずつとなっている。離職者では、その倍の約6割にのぼっている。
在職者に対して現在転職を考えている理由を尋ねると、最多は5人に1人が回答した「将来の目指す方向に近づくため」(20.2%)。次いで、「スキルが身につかない環境のため」が17.0%で続いた。
次の就職で一番希望する条件を聞いたところ、既卒・第二新卒ともに「土日休み」がそれぞれ2割強で最多となった。「金銭面の条件が良い」については既卒・第二新卒それぞれで1割強となっている。