日本労働組合総連合会は1月23日、「フリーランスとしての働き方満足度調査」の結果を発表した。同調査は2022年12月23日~27日、全国の20歳以上の男女でフリーランスとして働く人1,000名を対象に、インターネットで実施した。
フリーランスとしての働き方について、どのくらい満足しているか聞いたところ、「仕事全体的に」では、56.0%が「非常に満足している」「やや満足している」と答えた。14.4%は「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答しており、フリーランスとして働く人の多くが、満足感を得ながら仕事をしていることがわかった。
仕事内容別にみると、満足している人の割合は、「暮らし・学び関連」では77.8%となったが、「営業・販売関連」では40.3%にとどまった。仕事内容により、満足度に差が生じている実態も明らかになった。
「仕事内容・質」の満足度では、63.6%が「非常に満足している」「やや満足している」と答えた。「労働時間」では、57.5%が「非常に満足している」「やや満足している」と回答している。
一方、「収入」の満足度では、「非常に満足している」「やや満足している」は27.9%と3割未満にとどまっており、収入満足度の低さが際立つ結果となった。
「働きがい・やりがい」の満足度では、「非常に満足している」「やや満足している」は66.0%、「プライベートとの両立」では、「非常に満足している」「やや満足している」は68.8%で、いずれも約7割と高かった。
フリーランスとしての働き方について、将来への展望はどのくらいあるか聞くと、35.3%が「とてもある」「少しある」、27.1%が「全くない」「あまりない」と答えた。
仕事内容別にみると、将来への展望があると回答した人の割合は、「理・美容関連」(51.5%)と、「からだ・健康関連」(52.2%)では半数を超えたが、「営業・販売関連」(27.8%)や「クリエイティブ関連」(24.7%)、「ものづくり・ものはこび関連」(26.5%)では3割未満にとどまった。