JR東日本東北本部は、春の期間(2023年3~6月)に運転する臨時列車について発表した。11年ぶりに全線で運転再開した只見線では、3・5月の土休日とゴールデンウィーク期間に臨時列車を運転。「この機会に只見線で奥会津の絶景をお楽しみください」とのこと。

  • 春の期間中、只見線で土休日やゴールデンウィーク期間中に臨時列車が設定される

3月上旬は「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の利用期間(3月2~15日)となることから、期間中の土日(3月4・5・11・12日)に会津若松~只見間・只見~小出間でそれぞれ臨時の普通列車を上下各1本設定。下り・上りともに只見駅で乗り換えることができ、日中時間帯に只見線を全線乗り通せる時刻設定となっている。

会津若松~只見間の臨時列車は快速として運転され、キハ110系2両編成(全車自由席)を使用。下りは会津若松駅10時15分発・只見駅12時36分着、上りは只見駅13時28分発・会津若松駅15時46分着で運転され、会津若松~只見間で途中の西若松駅、会津坂下駅、会津柳津駅、会津宮下駅、会津川口駅に停車する。只見~小出間の臨時列車は各駅に停車する普通列車で、キハ110系またはキハE120形を使用し、1両(全車自由席)で運転。上りは小出駅11時26分発・只見駅12時41分着、下りは只見駅13時27分発・小出駅14時40分着となる。

ゴールデンウィーク期間中の4月29・30日と5月3~7日、会津若松~只見間で臨時列車の快速「風っこ只見線新緑号」が運転される。「びゅうコースター風っこ」(2両編成)を使用した全車指定席の臨時列車で、窓枠を外して運転する予定(天候等により取り付ける場合がある)。下りは会津若松駅9時47分発・只見駅12時36分着、上りは只見駅13時30分発・会津若松駅16時14分着で運転され、会津若松~只見間で途中の西若松駅、会津坂下駅、会津柳津駅、会津宮下駅、会津川口駅に停車する。

同じく4月29・30日と5月3~7日、定期列車の延長運転と臨時列車の運転も予定されている。定期列車は会津若松駅7時41分発・会津川口駅9時43分着の下り普通列車、会津川口駅12時29分発・会津若松駅14時15分着の上り普通列車をそれぞれ只見駅発着(下り普通列車の到着時刻は10時45分、上り普通列車の発車時刻は10時57分)とし、運転区間を延長。臨時列車は小出駅9時0分発・只見駅10時29分着の上り普通列車、只見駅11時15分発・小出駅12時26分着の下り普通列車を設定する。いずれもキハ110系またはキハE120形の2両編成(全車自由席)で運転され、下り・上りともに只見駅で乗換え可能。日中時間帯に只見線を全線乗り通せる時刻設定とする。

5月のゴールデンウィーク以降の土日(5月13・14・20・21・27・28日)も、新緑時期のお出かけ等に便利な臨時列車を設定。会津若松~只見間の快速「只見線満喫号」はキハ110系3両編成で運転され、3両中2両を指定席、1両を自由席として使用する。下りは会津若松駅10時0分発・只見駅12時17分着、上りは只見駅13時35分発・会津若松駅15時53分着で運転され、会津若松~只見間で途中の西若松駅、会津坂下駅、会津柳津駅、会津宮下駅、会津川口駅に停車。快速「只見線満喫号」と接続する臨時の普通列車も只見~小出間で上下各1本設定され、キハ110系またはキハE120形の2両編成(全車自由席)を使用。上りは小出駅11時26分発・只見駅12時41分着、下りは只見駅13時27分発・小出駅14時40分着で運転予定となっている。