ビズメイツは1月11日、「IT企業のリスキリングに関する実態調査」の結果を発表した。調査は2022年10月20日〜22日、都内在住のIT企業に勤める30代会社員107名を対象にインターネットで行われた。
2022年10月3日、首相が企業のリスキリング(学び直し)の支援に5年で1兆円を投じると表明。しかしながら、そのことを「知っている」人は31.8%、実際に「リスキリングの支援を実施している」企業はわずか25.2%にとどまっている。
一方、「あなたのキャリアにおいて、リスキリング(学びなおし)が必要だと思いますか?」と質問したところ、28.0%が「非常に必要だと思う」と回答。また、「やや必要だと思う」(43.9%)を合わせると、実に7割超がリスキリングの必要性を感じていることが明らかに。理由を聞くと、「仕事の幅を広げるため」が最も多く80.5%。次いで「長く働き続けるため」(46.8%)、「ジョブチェンジのため」(39.0%)と続いた。
続いて、リスキリング(学び直し)の必要性を感じている人に対し、「リスキリング(学び直し)意向があるIT関連の学習内容」を教えてもらったところ、「プログラミング言語」(59.7%)、「AI・機械学習」(54.5%)、「データ分析」(48.1%)が上位に。
また、「IT関連以外の学習内容」については、「プロジェクト管理」(58.4%)、「英語学習」(54.5%)、「リスク分析」(45.5%)が上位となり、「英語」のリスキリングをしたい理由を聞くと、「英語を使用する仕事が増えていくと思うから」が最も多く64.3%。次いで「グローバル人材の市場価値が高いから」(57.1%)、「ビジネスにおいて収集できる情報量が増加するから」(52.4%)と続いた。