恋愛マッチングアプリ「Omiai(オミアイ)」を運営するネットマーケティングは、12月27日、男女がお互いが求める年齢差や収入、人気職業などリアルな恋愛トレンドに関する調査結果を公開した。調査は、2月〜7月末、恋愛マッチングアプリ「Omiai」ユーザーを対象に行った。

マッチングアプリで相手を検索する諸条件の中で、「年齢」に関する傾向を調べてみると、男性の20代は対象年齢を自身の年齢から上下3〜4歳までを条件に検索しているようだが、30代を超えると同い年以下を好む傾向になっている。自分の年齢が上がるにつれて望む年齢差も大きく、ひと回り年下を探している人も。さらに、40歳を境に同い年すら圏外に。「男性は若い女性を好む」というイメージは30代以降の男性に当てはまるよう。

一方女性は、4〜7歳上までの年上を希望している人が多く、その条件が自身の年齢によって変わることはないよう。しかし、20代半ば以降になると、年下男性を探す割合も徐々に増加している。年齢を重ねることで年下を望む気持ちが芽生えるのは、男性に限ったことではなかった。

希望年収で絞って相手を検索する際、検索画面上で選択した年収帯をカウントし、男女別にグラフ化したところ、その差は一目瞭然。お相手探しの条件に年収を入れて検索しているのはほぼ女性で、男性は全体の2.4%しか、年収を条件に入れていなかった。つまり、男性は女性の年収をほぼ気にしていないという傾向が浮き彫りに。

女性からの検索では、年収500万円以上からの割合(全年代の平均23.6%)がぐっと増えており、年収500万円以上あるかないかがボーダーラインになっていることが読み取れる。30代以降になるとさらに金額が上がり、年収800万円以上の割合(30歳以上の平均28.0%)が増加している。

検索で指定された職業のランキングでは、男性からは「看護師」「薬剤師」「医師」「歯科医師」、女性からも「医師」「歯科医師」と、上位を独占したのは医療関係だった。

男女別の特徴を見ていくと、男性からは、「客室乗務員」「受付」「秘書」など女性の活躍が目立つ職業や、「栄養士」「調理師」など、実生活にも役立つ職業が上位に入っている。

一方、女性からは「外資系金融」「銀行証券・保険」などの金融マンや、「消防士・レスキュー隊」や「機械・自動車メーカー」「電機・電子メーカー」など、比較的男性の活躍が目立つ分野で“頼れる”職業がランクイン。

2021年9月〜2022年9月までのデータをもとに、Omiaiユーザーがマッチングしている日を調べてみた。マッチング、メッセージ件数、ともに山ができているのは土日祝日に集中していて、9/18、3/21はいずれも3連休中、5/5・こどもの日はGWの最終日。意外なデータとして、6/19=父の日にマッチング数が激増しているという事実が発覚した。