Good Serviceは12月20日、不動産賃貸オーナー・不動産管理会社に向けた「ゴミ屋敷の傾向と特徴」に関する調査結果を発表した。調査は12月2日〜3日、1,052人を対象に行われたもの。

  • 管理する不動産の入居者について、自治体のゴミ出しルールを守らない方の割合はどのくらいですか?

まず、管理する不動産の入居者について自治体のゴミ出しルールを守らない人の割合を聞いたところ、「1割未満」が21.1%、「1、2割程度」が37.2%、「3、4割程度」が30.4%、「5、6割程度」は8.7%、「7、8割程度」が1.6%、「9割以上」が1.0%という結果となった。

次に、ゴミ屋敷状態になる人に多い特徴について尋ねると、「一人暮らし」が65.4%で最も多く、次いで「高齢者」が28.7%、「未婚」が26.7%、「既婚」が18.4%、「子どもがいる」が14.1%で続いた。

  • ゴミ屋敷状態になる人に多い特徴として当てはまるものは何だと思いますか?/ゴミ屋敷状態になる人に多い行動、生活習慣として当てはまるものは何だと思いますか?

ゴミ屋敷状態になる人に多いと思う行動、生活習慣については、「不規則な生活をしている」が38.1%で最多となり、以下「物を捨てられない」が36.6%、「在宅時間が長い」が31.6%で続いた。

ゴミ屋敷状態の住民本人や周囲へ何らかの対応をした経験について聞いてみると、24.0%が「かなりある」、54.5%が「何度かある」、14.5%が「一度だけある」、7.0%が「まったくない」と回答。「かなりある」「何度かある」を合わせると、8割近くが対応経験がある事が分かった。

  • ゴミ屋敷状態の住民本人や周囲へ何らかの対応をした経験はありますか?/その際、どのような対応をしましたか?

どのような対応をしたかについては、「入居者本人への注意、警告」が50.8%で最も多く、次いで「入居者の家族への連絡」が38.9%、「自治体への報告」が36.8%で続いた。

ゴミ屋敷状態になった物件について、住民の退去後はどのように対処するか尋ねてみると、「入居していた本人に処理させる」が33.3%で最も多く、次いで「管理者(管理会社)のみで処理する」が28.5%、「自治体や公共団体に相談し、処理する」が23.0%、「専門業者に依頼して処理する」が14.9%で続いた。

  • ゴミ屋敷状態になった物件について、住民の退去後はどのように対処しましたか?/ゴミ屋敷状態になった物件に多いものは何ですか?

ゴミ屋敷状態になった物件に多いものについては、「缶、びん、ペットボトル」(55.1%)、「生ごみ」(48.1%)、「食品」(39.2%)、「衣類」(33.5%)、「生活雑貨」(21.8%)の順に多い結果となっている。

入居中の物件をゴミ屋敷にしないために管理者として対策できる事はあると思うか聞いてみると、73.8%が「ある」と回答した。

  • 入居中の物件をゴミ屋敷状態にしないために管理者として対策できることはあると思いますか?

最後に、ゴミ屋敷化した物件とその住民について思う事について尋ねたところ、衛生的にもゴミ屋敷にならないよう努力をしてほしいという意見や、すぐに退去してほしいという厳しい意見も。また、カウンセラーのサポートも必要なのではという意見もあがった。