ライオンは12月15日、運動や生活習慣(睡眠・食事・歯みがきなど)と風邪の引きやすさとの関係についての調査結果を発表した。調査は2021年12月、20歳〜69歳の有職者3,288人を対象に行われたもの。
まず感染症予防とともに重要とされる健康づくりに着目し、運動や生活習慣と風邪の引きやすさ(発熱や咳、鼻水、のどの痛みなど)との関係性について調査した。すると、睡眠・食事・運動などの生活習慣が、風邪症状と関係する傾向が示唆される結果に。
寝ても疲れが取れない・栄養バランスが偏っている・運動不足・歯みがき回数が少ないなどは、咳風邪をひきやすい傾向にあり、毎日は湯船につからない事は影響しない事が分かったという。
睡眠、食事について、さらに詳しく調べたところ、睡眠については睡眠時間が7時間以上の人が7時間未満の人に比べて風邪をひきにくい事が分かった。
食事については、栄養バランスが偏らない食事を摂っている人が風邪をひきにくいという結果に。
食事内容に関しては、菓子類や砂糖入り飲料を毎日摂っている人は咳症状の有訴率が高く、魚介・野菜・果物・乳製品を毎日摂っている人は有訴率が低い傾向が見られた。
歯みがき行動では、歯みがき回数が多い人ほど、風邪をひきにくい事が分かっているという。また、帰宅直後に歯みがきをしている人は、していない人に比べて、のどの痛みや咳などの有訴率が有意に低い傾向が見られた。