れんこんや数の子など、縁起の良い名前の食材を使ったおせち料理。豪華で美味しい品々が並んでいるもの、「もっと自分好みの食材を食べたいなぁ…」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな方々の願いを叶えるようなおせちをTwitterに投稿したのは、noteを中心にエッセイを執筆している潮井エムコ(@m_emko)さん。潮井さんとご友人の遊び心が詰まった”欲望おせち”に、12月14日時点で11.3万件以上のいいねが集まっています。
去年の年の瀬に友達と作った欲望のクソおせち(@m_emkoより引用)
ステーキや生ハム、ハーゲンダッツなど、ゴージャスなラインナップの欲望おせち。このツイートに対するリプライには、「欲望剥き出しでいいと思う…」「素敵センスすぎます」といった称賛の声が寄せられています。
また、各メニューの下に書かれたキャプションを見て、「サーモンのこじつけだけ何もないの好き」「タルトの解説に笑いました」「タンの説明の”タンのしいこと”が好きすぎます笑」など、思わず笑ってしまう人も続出。
そこで、ツイートを投稿したエムコさんに、欲望おせちを作ったきっかけや、寄せられた反響への感想を伺いました。
ツイ主さんに聞いてみた
――欲望おせち、作ったきっかけを教えていただけますか?
面倒くさがりなので毎年出来る気はしないのですが、人生で一度くらいはちゃんとおせちを作ってみたいと思っていました。毎年年越しを共に過ごす友人達に今年こそはおせちを!と提案したのですが見事に却下され、「みんなの好きなものしか入れないおせちを作ろう」と食い下がったところそちらが採用された、という次第です。
――どれも読んでいて楽しい気分になるキャプションですが、お気に入りの品目はありますか?
完成度の高い味噌漬けクリームチーズやハーゲンダッツのキャプションは、今回参加が叶わなかった別の友人が考えてくれました。両方とも友情を感じられる意味が込められていて良いですね。我々にない発想でユニークな提案をしてくれて、お品書きのそれらしさを底上げしてくれたような気がします。
フルーツの盛り合わせは当時の我々の疲労度がうかがえて、今となってはいい思い出です。
――どれも絶対に美味しいラインナップが揃っていますが、おせちの味はいかがでしたか?
とてもおいしかったです! が、塩分過多で体がギシギシになりました。何事も加減が必要ですね。
――多くの反響が寄せられています。率直なご感想をお教えいただけますか。
「食べたい! 」「真似したい! 」などのポジティブなご意見をたくさん頂戴し、驚きました。このご時世ですので、人と集って飲食を共にする機会が今までよりもさらに貴重に感じられるようになりましたね。
新年というめでたい節目、愉快なお重を囲むことで、その場に集った方々の会話に花が咲けば嬉しく思います。
ただ伝統に倣うだけでなく、自分なりの思いやユーモアを加えて作られた素敵なおせち。新たな年を迎える際には、オリジナリティあふれるおせちで食卓を彩ってみてはいかがでしょうか?
去年の年の瀬に友達と作った欲望のクソおせち pic.twitter.com/M3Oobz6uxk
— 潮井エムコ (@m_emko) December 7, 2022