映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ウォーター・フロント来日記者会見が10日、東京・アクアパーク品川で開催され、ジェームズ・キャメロン監督をはじめ、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ジョン・ランドープロデューサーが出席した。

  • 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ウォーター・フロント来日記者会見

本作は、全世界興収歴代No.1を記録した『アバター』から13年の歳月を費やし、ジェームズ・キャメロン監督が描いた続編。前作から10年後、神秘の星パンドラで幸せな暮らしをしていた元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)と先住民ナヴィの女性・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)ら家族の元に、再び人類がやってきたことによって起こる戦いを描く。

この日は、本作が壮大な海を描く作品になっていることにちなみ、イルカが泳ぐプールで会見。スタート前にイルカショーでお出迎えすると、キャメロン監督は「素晴らしい! イルカたちは、知性的で社会性がある。人とやり取りができ、イルカから学ぶことができる」と満面の笑みを浮かべた。

約10年8カ月ぶりの来日となったキャメロン監督。「僕は日本とは長い恋愛関係にあるんです」と話し出すと「1980年代後半から日本に来ているのですが、10年以上ぶりというのは長すぎましたね。いつも日本の方は私の映画を受け入れていただけたので、この作品も好きになってくれれば」と挨拶した。

イルカの歓迎にキャスト陣も笑顔。サムは「ありがとう」と日本語で挨拶すると、ゾーイ、シガーニー、スティーヴンも続けて「ありがとう」「おはようございます」と日本語でファンに語りかける。

本作では、ジェイクとネイティリが家族になり、その子供たちとの話が展開する。サムは「この2人のラブストーリーの先に子供たちが加わったことで、新たなチャレンジが出てきます。若い方が加わったことで、彼らを通して新たな体験ができると思います」と見どころを語り、ゾーイも「私もネイティリも母親になりました。以前は恐れを知らない感じがありましたが、自分自身よりも愛する存在ができると、心配が増えるもの。今よりも感情的な作品になっていると思います」と作品とプライベートがリンクしたことで、より深い感情が沸き上がったと話した。

『アバター』シリーズは5部作になることが発表されている。続編まで13年という歳月を要したが、キャメロン監督は「次の作品は、13年はかからないと思います。こちらのいるキャストたちには出演していただきます」と語ると、「2年ずつぐらいのスパンでお届けできるのでは」と展望を述べていた。