ウェイブダッシュが運営する「生活ガイド.com」は、「全国住み続けたい街ランキング2022」のトップ20を11月30日に発表した。同ランキングは、2020年10月1日~2022年10月26日の期間ログインした、生活ガイド.com会員39,598人の中で、住んでいる街を住みたい街にも選んでいる人の割合をランキング化したもの。

  • 「全国住み続けたい街ランキング2022」

第1位は、「福岡県福津市」。福津市は福岡市と北九州市の間に位置し、福岡市なら車で40分程、北九州市でも1時間程度で行くことができる。人口は2010年より増加傾向で、国勢調査の2015年から2020年かけての人口増減比率では全国4位を誇り、年少人口率も全国12位とファミリー層にも人気のエリア。

福津市は東側には山、西側には海が広がる自然豊かな街で、多くの住民が「満足な点」として自然環境のよさをあげているという。

第2位は瀬戸焼で有名な「愛知県瀬戸市」。名古屋市の北東約20kmに位置し、名古屋ICまで車で20分、電車でも35分ほどで名古屋駅に行くことができる。また愛知環状線が通っているため、春日井市や豊田市へのアクセスも容易。

瀬戸市は、「せとものの街」でも有名で、製造業の約4割が窯業・土石製品の事業所。愛知県陶磁美術館や窯神神社など、焼き物に関連した観光スポットも数多く存在している。

住んでいる人の声をみると「穏やかな雰囲気」「穏やかな人が多い」など、雰囲気や人柄の穏やかさをあげる回答が目立った。都会とは違った住みやすさを感じる点が、住み続けたいと思う理由の1つになっているようだとのこと。

3位は同率で2つの街がランクインしている。

1市目は「群馬県桐生市」。桐生市といえば織物の街。江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と称されるほど日本有数の繊維産地として発展してきた。歴史を感じさせるレトロな建物も数多く残っており、風情ある雰囲気を醸し出している。

そんな桐生市の住民がおすすめするスポットが「桐生が岡公園」。遊園地と動物園があり、どちらも入園料が無料な上に、遊園地の乗り物も安価で楽しめ、子育て世帯にはとても助かる施設だという。同調査では、スーパーやコンビニなどが多いという声も多かった。

3位の2市目は「富山県射水市」。射水市は、東西を富山市、高岡市と接する県内第3位の人口を誇る。北側は富山湾に接しており、海水浴や魚釣りなどが楽しめ、市場ではカニや白エビなどの新鮮な魚介類が並ぶ。また、伝統的家屋の様式を持つ長屋が建ち並ぶ内川エリアは、近年古民家カフェやゲストハウスなどが増えたお洒落なエリア。

県民公園「太閤山ランド」もあり、プール、スポーツ施設、野外劇場、アリーナ等、文化・スポーツ施設が充実していることから、家族連れだけでなく様々な世代にうれしい場所になっているとのこと。

なお、5位は「北海道 札幌市」、6位「福岡県 福岡市」、7位「沖縄県 那覇市」、8位「山梨県 北杜市」「沖縄県 石垣市」、10位「愛知県 名古屋市」という結果となった。