リモートワークの導入や情報共有のデジタル化が進み、会社内でのやり取りにTeamsを導入している企業も増えてきました。ビジネスの必須ツールになったからこそ、突然ログイン(サインイン)できなくなってしまうと困ってしまいますよね。
この記事では、Teamsにログインできないときの原因と解決方法について、わかりやすく紹介します。予期しないエラーなどでファイルを削除してしまった際の復元方法もまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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Teamsとは
Teamsとは、Microsoftが提供しているビジネスチャットツールです。正式名称は「Microsoft Teams」です(以後「Teams」と表記)。Teamsは、オンラインでのメッセージのやり取りや通話などのさまざまな機能を備えており、多くの企業において導入されています。
Teamsにログイン(サインイン)できない原因
Teamsを使っているとエラーでログインできなくなることがあり、エラーコードが表示されるケースもあります。Teamsにログインできない場合、どのような原因があるのかを紹介します。
Teamsにログイン(サインイン)できないときに出るエラーコードの意味
Teamsにログインできないとき、エラーコードが表示された場合のコード別の原因を紹介します。
- 0xCAA20003:認証に問題が発生しています。日付と時刻が正確に表示されていない場合に、接続に問題が生じることがあります。
- 0xCAA82EE2:要求がタイムアウトした場合に表示されます。インターネットに接続されていない可能性や、ファイアウォールなどにより、接続が妨害されていることが原因となっている可能性が考えられます。
- 0xCAA82EE7:サーバー名を解決できない場合に表示されます。インターネットへの接続が確保されていない場合に表示されるコードです。
- 0xCAA20004:リソース所有者または認証サーバーに要求が承認される必要がある場合に表示されます。
- 0xCAA90018:正しい資格情報が使用されていないことが原因となって、表示されるコードです。
Teamsにログイン(サインイン)できないときの対処法
Teamsにログインできないときはさまざまな解決方法があります。エラーコードや画面表示などに応じた解決方法を紹介します。
エラーコードがあるときの対処法
Teamsにログインできないときに表示されるコード別の解決方法を紹介します。
エラーコード | 対処方法 |
---|---|
0xCAA20003 | 日付と時刻の設定が正しいかを確認しましょう。 |
0xCAA82EE2 | インターネットに接続されているか確認しましょう。ほかのアプリやファイアウォールによって接続できていない場合もあるので、あわせて確認しましょう。必要があれば、IT管理者にも確認してください。 |
0xCAA82EE7 | インターネットに接続されているか確認しましょう。ほかのアプリやファイアウォールによって接続できていない場合もあるので、あわせて確認しましょう。必要があれば、IT管理者にも確認してください。 |
0xCAA20004 | Azure Active Directory (AAD)構成ポリシーに準拠しているか、IT管理者に確認しましょう。 |
0xCAA90018 | Microsoft 365の資格情報と同じメールアドレスとパスワードでログインしてみましょう。 |
エラーコードがないときの対処法
Teamsにログインできないときにエラーコードの表示がなければ、スマートカードに問題があるかもしれません。スマートカードを使用してPINを再入力してみましょう。必要に応じ、IT管理者にも確認が必要になります。
Teamsのログイン画面がループするときの対処法
パソコンでTeamsを立ち上げた際にTeamsのログイン画面が何度も出てループしてしまうケースがあります。この場合はTeamsを一度アンインストールした後に再インストールすると解決する可能性があるので試してみてください。
特定の組織だけログインできないときの対処法
特定の組織にゲストアカウントとしてサインインできない場合は、招待した管理者から承認が得られていない可能性があります。管理者にログインできない旨を連絡したうえで、アカウントを承認してもらうようにしましょう。
「ログインできません」と表示されるときの対処法
「ログインできません」と表示されるケースでは、キャッシュが原因となっている可能性があります。キャッシュのクリアを実行した後にTeamsを再起動しましょう。
「問題が発生しました」と表示されるときの対処法
「問題が発生しました」と表示される場合は、Windowsが最新でない可能性があります。Windowsを更新して最新の状態にしてみましょう。
Teamsのファイルを復元する方法
ログインできないときにさまざまな解決策を試している過程で、予想外のエラーが起きたり誤った操作をしたりして、Teams関連のファイルを間違って消してしまうリスクがあります。万一そのような事態に陥っても、ゴミ箱にデータがあればファイルの復元が可能です。方法は以下のとおりです。
- Teamsの左側からファイルを開き、OneDriveを選択
- 「OneDriveで開く」を選択
- ページ左側から「ゴミ箱」を選択
- 回復するファイルを選択し、「復元」を選択
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Teamsのメリット
TeamsはMicrosoftが提供しているアウトルック予定表やパワーポイント、エクセルなどの製品と連携が可能です。企業において、ワードやエクセル、パワーポイントなどは使用頻度も高いツールです。
Teamsを使うことで、エクセルやパワーポイントの共同編集ができますし、アウトルック予定表で会議日程の通知をメンバーに送信できるなど、Teamsを中心にさまざまな機能を集約することができます。
Teamsを文書管理場所として利用すれば、ほかのMicrosoft製品との連携により効率的に業務を進めることができるでしょう。
Teamsにログイン(サインイン)できないときも解決方法はある
Teamsにログインできないときは、さまざまな原因が考えられます。エラーメッセージやコードを確認しながら、この記事で紹介した解決方法をぜひ試してみてください。また、解決方法を試している途中で誤ってTeams関連のファイルを削除してしまっても、復元することができます。
トラブルへの対処方法も把握し、Teamsを使いこなしてビジネスに役立てていきましょう。