東京ドームの横に位置する大名庭園・小石川後楽園で、イロハモミジが見ごろを迎えている。
小石川後楽園の歴史はおよそ400年、都内に現存する大名庭園の中では最古の庭園。自然の美しさと人工の妙が融合する美しい景観と、学術的に非常に貴重であることから、国の特別史跡・特別名勝に指定されている。
都内大名庭園としては最大の500本のイロハモミジがあり、一部で見ごろを迎えている。まだ緑の葉や、真っ赤に向かう途中の色もあるが、これから晩秋に向け、日に照らされて輝く真っ赤な紅葉を楽しむことができるという。
小石川後楽園は、歩きながら観賞するスタイルの庭園「回遊式庭園」。歩くたび、その風景の移り変わりと積み重ねにより、景色が目まぐるしく展開していく。「海、山、川、田園」に見立てた景が配されている園内では、景毎に変化に富んだ秋の色どりを楽しむことができる。
入園料は一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。開園時間は9時~17時。