――高橋メアリージュンさん演じる犀原さんはもちろん、主人公以外の登場人物もキャラクターが立っているのがすごいですよね。

そうなんです! ここまで一人ひとりのキャラクターが濃い作品もなかなかないと思いますし、誰にフォーカスしても面白い。それは皆さんの役づくりと現場での演技があってこそなので、お芝居を見させていただいて、やっぱりすごいなと感じます。

――犀原さんは怖いんですけど、かわいらしさもあって、奥深いキャラクターだなと。

ラーメンを食べるところとか、すごいかわいいですよね(笑)。他の登場人物たちもですが、ただ怖い人というだけじゃなくて、いろんな一面を見られてポップに見えるのも、それぞれのキャラクターが濃い理由なのかもしれません。

――ストーリー上、古畑さんは宮世琉弥さんとの共演シーンが多いかと思われますが、現場の雰囲気はいかがですか?

マキタスポーツさんと琉弥くんの名コンビがいることで、現場の空気がすごく明るくなって、作品の内容とは裏腹にみんな和気あいあいとした雰囲気です。「本当にこのメンバーで『サイハラさん』作ってるよね?」とギャップを感じるくらい(笑)。メアリーさんも優しく見守ってくださっていて、たくさんお話もしてくださるし、そうやって撮影以外の時間でもコミュニケーションをとれるアットホームな雰囲気だったからこそ、より良い作品が出来たのかなと思います。

――第10話では、ともかがDV夫と対峙します。

現実世界で体験することのないような壮絶な戦いを繰り広げています。体当たりで演じているので、「ともか大丈夫かな?」とハラハラドキドキ感を味わっていただけたら、嬉しいです。