ちょっと想像してください。海外のお店でおにぎりを売っている。おっ、日本食とは嬉しいなと思う。おにぎりの頭頂部に具材を示す鮭や梅干しが飾られている。しかし、実際に食べてみると中身の具材はほとんどない。コレ、なんだかちょっと騙された気分で嬉しくないですよね。英語教師のアームストロングさんが、日本のコンビニで体験したのはそんな出来事でした。

日本で初めてコンビニのサンドイッチを買うまで、私は日本人を100%信用していました。

  • (Twitter ArmstrongSensei 経験豊富な英語教師@ArmstrongSensei より引用)

日本のコンビニに置いてあるサンドイッチは、確かに具材が正面に見える部分に多く、奥に行くにつれて少なくなっていくものが多くあります。きっとコストを下げるためとか、見栄えの問題であるとか、いろいろ考えた上での商品企画だったのでしょうが、ちょっと騙された感はありますよね。そのように感じたのはアームストロングさんだけではなかったようです。

「私もサンドイッチに関しては、同じことを子供の頃から感じてました!! 騙されたーって」「コンビニでサンドイッチ買ったらダメです。街の個人のパン屋はまだ安心のサンドイッチですね」「悲しい思いをさせてごめんなさい、あなたの言うとおりです」「そうなんです!! 詐欺ですよね。それで最近は、大きさまでちっちゃくなっちゃって…」「わかります、私もコンビニサンドイッチは信用しません」などなど。今回の投稿者であるアームストロングさんにお話を伺いました。

■投稿者さんに聞く

……初めて日本のコンビニのサンドイッチを食べた時の感想は?

それまで日本の品質を信頼していたので、まばらな詰め物を見てびっくりしました。味は覚えていません。日本の商品に失望したのは、生まれて初めてでした。

……ということは、基本的には日本の製品はお好きなんですね。

私が10代の頃、母はホンダのシビックを買いました。母は毎日100kmの通勤を何年も続け、52万km以上走っても丈夫なホンダが大好きでした。父は写真が好きで、「ニコンのカメラが一番いい」といつも言っていました。私の13歳の誕生日にニコンのカメラを買ってくれました。それからゲームは、Xboxではなくプレイステーションを買っています。アメ車屋をやっている日本人の友人は、トヨタに乗っている私を「アメ車に乗らないカナダ人」と呼んでいます。

……日本と海外のサンドイッチの違いはどんな点にありますか。

私の母国であるカナダとの比較になりますが、大きく3つの違いがあると思います。
1. 日本のサンドイッチは、ほとんど白いパンを使う傾向があります。カナダでは1970年代から1980年代にかけて、健康志向の高まりとともに白いパンが好まれなくなりほとんど全粒です。
2. 日本のサンドイッチはパンの耳を切り落とされています。カナダのサンドイッチにはパンの耳がついているのが普通です。私の学生時代には、もし男の子がサンドイッチパンの耳を切ったものを食べたら、友達に笑われたものです。
3. カナダはヨーロッパの影響を受けているため、サンドイッチのハムの種類が豊富です。日本にもあることは知っていますが、なかなか手に入りません。カナダではほとんどのスーパーやサンドイッチショップで、イタリアやドイツのサンドイッチ用ミートを豊富に取り揃えています。とてもおいしいですよ。

▼日本で初めてコンビニのサンドイッチを買うまで、私は日本人を100%信用していました。