totonouは11月18日、ペットメディアPetanと合同で実施した「ペット(犬)に対する意識変化・価値観」に関する調査結果を発表した。調査は2021年5月27日〜28日、犬の飼い主1,053名および、「自分がフードを選ぶ立場にある」飼い主600名を対象にWEBで行われた。
「犬と一緒に生活する上で、人間と犬のどちらを優先することが多いですか?」と尋ねたところ、半数近くが「絶対に人間」(17.1%)、「大体は人間」(27.7%)と回答。「犬派」は13.7%だった。
また、「自分・人間の家族と、一緒に生活している犬で同じ食事をしたいと思いますか?」という質問に対しては、6.8%が「絶対したい」、22.5%が「できればしたい」と回答。「興味はある」(26.7%)と回答した人まで含めると、半数以上の飼い主さんが犬と同じ食事をすることに好意的であることが明らかに。理由を聞くと、「犬が人間の食べ物を欲しがるから与えたい」(34.8%)や「犬は家族だから同じ食事内容が望ましい」(29.8%)という声が。一方で、「できれば同じ食事をしたいが身体の構造が違うので、それぞれに合った食事をする方が優先」が最も多く、38.1%を占めた。
次に、「一緒に生活している犬に与える食事へのこだわり(栄養・品質・味など)を100とした場合、自分の食事へのこだわりはどのくらいですか?」と尋ねたところ、「50~99」(36.7%)や「100~149」(25.5%)がボリュームゾーンに。また、「10~49」(12.8%)など、自分の食事の方が優先度が低い(99以下)人は半数以上となり、”自分はいいから、犬にいいものを食べさせたい!”という飼い主さんが多いよう。
さらに、「どちらがより自分の感覚に近いですか?」という二択の質問を実施したところ、「自分が食べる食事の味が満足できないと嫌だ」という人間優先の考え方が45.2%、「薄味になっても、犬にとってベストな状態であれば問題ない」が54.8%と、犬を飼っている人のなかでは、犬優先の感覚の方が強いことがわかった。
次に、「一緒に生活している犬に与えている食べ物」を教えてもらったところ、「ドライフード」(79.2%)が圧倒的多数に。次いで「スーパーやホームセンターで販売しているウェットフード」(46.2%)、「おやつ」(41.8%)、「手作りしたごはん」(24.0%)、ネット販売しているウェットフード」(16.8%)という結果に。
そこで、「一緒に生活している犬に手作りごはんを与えたいと思いますか?」と聞いたところ、「既に与えている」(22.5%)、「与えたい」(18.2%)、「すぐに与えたいと思うほどではないが興味はある」(33.3%)と、75%近くの飼い主さんが手作りごはんに興味をもっている、もしくは既に与えていることが判明。理由を聞くと、「犬が喜ぶ・食いつきがいいから」(53.2%)、「栄養面の管理をしたいから」(41.0%)、「色々なごはんを食べさせてあげたいから」(28.2%)、「愛情が伝わる気がするから」(27.5%)、「市販のフードは品質に不安があるから」(20.3%)が上位に。栄養や品質、愛情、コスパなどさまざまな理由があがった。
続いて、愛犬に月にどのくらいの食費をかけているのかを聞いたところ、ボリュームゾーンは「1,000~3,000円」(25.8%)や「3,000~5,000円」(33.2%)、「5,000~10,000円」(17.8%)。また、「満足すれば金額は問わない」という飼い主さんも4.8%と一定数いることがわかった。