オーダーメイドのビジネスウェアを提供するFABRIC TOKYOは、世界的なセールのお祭り「ブラックフライデー」を前に、ブラックフライデーでの買い物経験などに関する調査結果を公開した。
調査によると、ブラックフライデーで買い物をしたものの、その商品をほとんど使わなくなった経験がある人は67.3%だった。
また、その商品は「衣服」が6割近くを占め、「家電」を押さえて1位という結果に。
その服を着なくなった理由を聞いたところ、普段より安いからと衝動的に買ってしまったものの、着る機会が無くなった、サイズが合わなくなった、という理由が見られた。もっとも多いのは「イメージと違ったから」が56.5%で、ECサイトで服を買う機会の増加にも関連していることが伺える。
着なくなった服は「フリマアプリに出品した」に次いで、半数近くが「廃棄した」と回答。セールで安いからと衝動的に購入したものの、結果的に捨てられるという循環が生まれてしまっているといえそうだ。
また、ブラックフライデーで買い物をしたことがあり、なおかつ「オーダーメイドで衣類を作ったことがある」人を対象に、「オーダーメイドで仕立てた服」についてどう考えているのかも質問した。
オーダーメイドで衣服を作った理由は、「自分にぴったりのサイズにできるから」がおよそ7割で1位。
「オーダーメイドで作った衣類は、既製品に比べて捨てづらい」と答えた人は89.8%にのぼり、その理由は1位が「愛着が強いから」2位が「自分にぴったりのサイズだから」という結果に。
さらに、「もしオーダーメイドで作った衣類が、今後体型や好みの変化で着ることができなくなった時はどうすると思うか」との問いに対しては、「お直しやリメイクをしてまた着られるようにすると思う」「回収サービスなどを利用してリサイクルすると思う」と答えた人が「廃棄すると思う」を上回った。
FABRIC TOKYOでは、2018年からブラックフライデーの時期に合わせて、「WHITE FRIDAY」という独自のサステナブルなキャンペーンを実施しており、今年も11月17日から開催を予定。“オーダーメイド”という服の買い方を通じ、大量生産、大量消費の「負の循環の改善」に微力ながら貢献を目指しているという。
なお本調査は、10月31日~11月2日、20代〜50代の男女 1,091人を対象に行われた。